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舞踏会⑥
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舞踏会は無事終わり、召使い達は片付け中。あと俺達も。
これもこの家の変わってるところ。主人自ら準備や片付けをする。
召使い達は断るのだがいつも押しきる父さんと母さん。
まぁ、だから俺もやる。
カチャカチャ、コツコツと食器の音や靴の音が騒がしく響いている。
すると少しフラフラしながら姉さんが近づいてくる。
「ハル様!!お待ちください!!」
「姉さん?!大丈夫?!」
「大丈夫よ!げほっげほっ・・・・・・。熱はもうないの。感染力はほとんどないはずよ!」
「いや、そうだけど・・・・・・・・・。」
いつもよりは覇気がない。
「あら。相変わらず熱下がるの早いわね。」
「そうだな。でもあと5日は外に出てはいけないよ。」
「わかってます。」
って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺は急いで周りを見てルイがいないか確認する。
「よかった・・・・・・・・・いない・・・・・・・・・。」
「うふふ♪ ちゃんとわかってるわよ!今はルイがゴミ捨て中だったから出てきたの。もう部屋へ行くわ。」
「あ、そう。」
『あはは・・・・・・そうなんですか。』
『ああ、それでさー・・・。』
遠くの方でルイとガクの声がする。
「やばい!部屋戻るわね!みんな、じゃあね!」
走り去っていった・・・・・・・・・。
「ランさん・・・・・・姉さんインフルエンザだったん・・・だよね?」
「はい・・・・・・そのはずですが・・・・・・・・・・・・。」
二人で唖然としてしまった。
すると
「こんばんは!」
ガクが入ってきた。
「あら!ガクちゃんじゃない!!」
「久しぶりだなぁ。なんだか男らしくなったな!!」
「あっはは!ありがとうございます。」
父さんと母さんと話している。
その間に片付けは終わってしまい・・・・・・。
「はぁーーー。部屋に帰りたい。」
ボソッと呟く。
足早に出て行く。
な、なんか見られてる気がする。
ルイとガクに・・・・・・・・・。
怖いよ。怖い。
焦りすぎて転びそうになった。
あ、やばい!
「キャッ!」
声だけはどうにか女の子にして痛みを覚悟した。
((ポスッ
衝撃は来なくて・・・・・・
「大丈夫ですか?」
「おい、平気かよ。アホだなww」
「ルイ・・・と・・・・・・ガク。」
二人で俺を支えてくれていた。
イケメンな顔が二つも目の前にあってしかも近いっ!!
恥ずかしい!///
「あ、ありがとう。あ、あとね、アホではないわよ!!」
姉さんが言いそうな事を言って急いで歩く。
ヤバイ顔熱い・・・・・・。絶対に真っ赤だ。
俺が去っていったあと、ルイとガクが意味深なアイコンタクトをしていた事は誰も知らない。
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