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夜②
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衣装室の窓から外へ出て、正門の前で兵士達と待ち合わせをして家に入る。
「ただいまーー。」
「「「おかえりなさいませ。」」」
何人かのメイドさんが迎えてくれた。
自分の部屋へ戻ろうと長い長い廊下を歩いていると
「カイト様。おかえりなさいませ。ご無事で何よりです。」
「あ、ああ。ただいま。」
あーもー・・・・・・抱きついていいんだよね・・・。
ルイに抱きついてルイの胸に顔を沈める。
深呼吸をするとルイの匂いが一気に体に入ってきて力が抜ける。
「ルーイー・・・・・・・・・。」
「どうかなさいましたか?随分と甘えたですね。お出かけは疲れましたか?」
ルイも抱きしめ返してくれる。
もう動きたくないな。
「ルイ、もう疲れた。このまま寝たい。」
「・・・・・・・・・・・・それはダメですね。よいしょっと!」
「わっ!」
気がつくとルイにお嫁さん抱っこをされていた。
「このまま部屋まで行きますよ。」
「うん。ありがとう。」
今日は同じ空間にいて、話したりもしたのに姉さんの格好の時と今とでは天と地ほどルイの態度が違う。
周りはわからないと思うが全然違うんだよ。
姉さんの格好をしている時よりも甘い感じで、優しくて、そしてカッコイイ。
ルイの体温がすぐ近くにあり、ルイの息遣いまでも聞き取れる。幸せだ。
このまま抱っこされてたい・・・・・・。
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