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二日目 調査
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アインさんの家の正門へ入る。俺の家は先代が面倒くさがりだったので、玄関から正門までは普通に歩いて行ける距離だ。
まぁ、俺も面倒くさがりだから感謝するけど。
けれどほかの家はやはり違うらしく、正門に入ってから車で既に10分は走っている。
・・・・・・・・・・・・先代が面倒くさがりで良かった。
「そろそろ着きます。」
「ええ。」
運転手が声をかけてくれたのでヒールを履く。
玄関の目の前に車を完璧に止め、後方のドアを開けてくれた。
「ありがとう。」
「はい。では、お気をつけて。」
完璧な笑顔です。素晴らしい。
ランさんも降りて、車は何処かへと走り去っていった。
「でっかい・・・・・・・・・・・・。」
俺の家は・・・・・・・・・・・・これもまた先代が面倒くさがりだったため、一人で普通に開けられる玄関の扉なのだが・・・・・・・・・やはりほかの家は違うのか。
今まさにガタイのいい男が2人で玄関の扉を開けています。
((ギギッ ギギギィ
音からして重そう・・・・・・。
扉を開けてもらったので
「ありがとう。」
と言うと、
「えっ?・・・・・・あ、はい!」
と・・・何故かびっくりした様子。
「・・・・・・?」
訳がわからなくて長い長い・・・・・・俺の家よりはるかに長い廊下を歩いている最中にランさんに視線を向けると、
「他国の家では私どもの様に召使いと主人の仲が近くはないのです。召使いに向かって扉を開けたくらいでお礼を言う主人などほぼいません。」
「ああ。そう言う事ね。」
そうなんだよな・・・・・・。俺は小さい頃からあの環境で育っているから普通の事なんだけど・・・・・・。
なんか気分悪いな。でも、普通なんだよなこれが。
「姉さんは嫌いそうだな。」
ボソッと呟いた。
「そうですね。それは私も思います。」
二人で少しブルーな気分になってしまったが、ビデオカメラの準備をして、気を取り直す。
またまたデカイ部屋の扉・・・・・・。
一人で開けてぇ。早くなか入らせろよっ!
これまたギギギッという重い音を響かせながらガタイのいい男2人が扉を開ける。
「ありがとう。」
そしてまた驚かれる。
うん。今のはバッチリビデオカメラに収めました。
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