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早瀬観察
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「…………………」
「…………………」
「…………………」
「……さっきから何なの」
「…………………」
オレは早瀬を観察しようと思い、早瀬の前に座った
気付かれないようにしたのになんで気付かれたんだ?
まぁいいか
オレが普通にしてたらコイツは気の所為だと思ってスルーするだろ
「あのさ、るいたん。そんなにじっと見つめられても困るんだけど。それで気付かれてないと思ってんの?」
「るいたんって言うな。それに気付かれてることにオレは気付いてないから放っといてくれ」
これで早瀬も気にせずにいられるだろう
「いやいやいや、今言ったよね?気付いてるから。何?俺の事気になんの?……………もしかして、好きになっちゃった…とか?」
ハァ?
一応先に言っとくわ
オレ、普段はこんなこと言わねぇけど
「死ね」
「まぁ違うなら違うでいいけどね。その内絶対惚れさせてみせるから。じゃ、俺職員室行ってくるね。」
「だっ、誰がお前なんかに惚れるか!ぶぁぁぁぁあか!!!」
アイツ、ホモだったのかよ…
そーいやさっきイジメられてたのって、そのせいなのか?
まぁ、どんな理由であろうとイジメは良くないと思うし…
助けたのはやっぱり正解だったのかもなー…
って、もうすぐ昼休み終わるじゃねぇか!!
やっべぇ…昼飯食ってねぇ…!
「瑠姫、何してんの?」
「あぁ!凪仁!丁度いい所に来た…!」
「はぁ?」
コイツなら何かしら持ってるだろ
「昼飯くれ!」
「アホか。そんなものねぇよ。さっき俺が食べた」
「…なっ!なんで俺の分残しとかないんだよ!」
どうすりゃいいんだ…!!
「知らねーよッ!…それにお前は今からも昼休み同然だろ!購買行って何か買ってこい馬鹿!」
……………そうか
それもそうだな
オレ、まだ昼休みだもんな
うん。そうだ。
「…なぁ」
「今度はなんだよ…」
「金、貸してくんねぇ?」
残金なんと150円
これはマズイ
チラッと凪仁を見てみると、今までに見たことがないくらいの笑顔だった
お、これは貸してくれるかもしれない…
「 死 ね ❤︎」
……………………あれ?おかしいな。どこかでこのセリフ聞いたことあるな…
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