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俺が手伝う
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陽ちゃんを探しに部屋を飛び出た俺は廊下を駆けた
陽ちゃんどこ行ったんだろうと思い一番近くにあるトイレに駆け込む
どこも空いておりここには誰もいないと気づく
それから真っ直ぐに進むと休憩所みたいな場所があるがそこにも誰もいない。
陽ちゃんここだと思ったけど…
そう思いながら辺りを見回した
やっぱり止めればよかったのに俺いつも助けてもらってたのに…
自分を責める気持ちと今は陽ちゃんを見つけなきゃと二つの感情を入り混じるなか廊下を再び走り回る
少し進むとまたトイレがあり
念の為に中に入りこんでいくと何か水っぽい音と誰かの泣き声?みたいな声が聞こえてきた。
えっ………ちょ、ちょちょちょっと待ってよ…おっお化け?
怖いものが苦手な俺は怖くなり引け腰になりながらも、陽ちゃんかもしれないし…他の誰かでも泣いてるのかもと勇気を出してゆっくりゆっくり静かにトイレの扉をあけた。
ガランとしているトイレの中には個室が三つとお手洗いと鏡、そしてそこには誰も居なくて…
たださっきと同様に今度はハッキリとクチュクチュと水っぽい何かの音と時折漏れる誰かの声が聞こえた。
もしかして陽ちゃん?と思いその音がする一番はじにある大きめの洋式の個室のドアの前に立つ。
鍵はかかっていなく、でもはっきりとそこの個室からの声だった
「…よっ陽ちゃん?陽ちゃんなの?」と声をかけるとガタッと音がして反対に水っぽい音と誰かの声が消えていく
「あっあの、陽ちゃん?じゃなかったらすみません…でも陽ちゃん?」
そう声をかけながらよ勘なのか、壁の向こう側に居るのが何となく陽ちゃんだとわかり聞く前に手が扉を押しあけていた。
すると目の前に広がったのはズボンとパンツをおろして、声を我慢する為なのかTシャツの裾を口で噛みながら裾をあげている陽ちゃんがいた。
びっくりして一瞬後ろに下がるとさっきよりも広く光景が見えて、
便座に蓋をしてそのうえに右足を乗せて左手はトイレの後ろの壁につき右手で後ろの穴を弄り前をたたせて自慰をしている陽ちゃんの姿が目に入った。
俺と目を合わせた陽ちゃんは大きく目をあけて口からシャツの裾を離して
「あ…あ…」と声にならない声でゆるゆると首を横にふっている
そうしてダムの水が溢れたかの様にその綺麗な黒目からはどばどばと大粒の涙が溢れていた。
自慰見られてそうだよね…っ!気まずいよね!
なんてあわあわとしたがなんだかその理由だけじゃない気がした
兎に角、泣かせてしまったことに「陽ちゃ…ごめ」と触れようとすると陽ちゃんはもっと体を奥へと寄せて逃げ場のない個室の壁にぴったりと背をつけて変わらず首を横にふりながら一層泣きだす
初めて触れる事に拒絶の色を示された俺はやっぱりどれだけあの時陽ちゃんを傷つけたのか
こんな誰にも見せたくない姿を無理矢理見ちゃって俺は陽ちゃんに嫌われてもおかしくないと思い伸ばした手をひいた。
そうすると陽ちゃんは「ないで…」とか細い声で何かを呟いていて
足元を見ていた視線を陽ちゃんにまた戻すと「いやだ…見ないでくれ…ハルっ」と苦しそうに悲しそうにぐしゃぐしゃな顔をして陽ちゃんが懇願した
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