アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
俺が手伝う
-
ぐったりとする陽ちゃんを見て
「熱…収まった?」と聞くとコクリと頭が揺れる。
俺のモノはギンギンに勃ってはいたが
陽ちゃんのぐったりとした体をみたらそれよりも心配になり陽ちゃんへと声をかける
「…陽ちゃん大丈夫?」
「うん」
「よかった。」
「…ハル…俺の事汚いって思う?俺の事嫌いになった?」
そう聞いてくる陽ちゃんは体が熱を放ったばかりでなのか心が弱まってるせいなのかいつもよりも幼い雰囲気を漂わせて怯えながら聞いてくる
「嫌いじゃないよ。大好き。世界で一番大切な存在だってこの前言ったじゃん」
そう言って口にキスを落とすと
「よかった…」と言って泣き腫らした目で見つめてくる。
「陽ちゃん、体綺麗にしたら戻ろ。」
「でもっハルのが」
「それよりまずは陽ちゃんの方が大事だから、ねっ?」
そう聞くと渋々なのか陽ちゃんは黙って頷き俺にされるがまま体を拭かれて洋服を着せさせられた。
そうこうしてる間に俺のモノはすっかり熱をなくして普通になっていた。
陽ちゃんもさっきまでいやってほど主張していた俺のモノがなくなっていることに気づいてさっきよりも素直に俺のいう事を聞いてくれて支度がすんなり進んだ。
そうしてトイレを出て部屋まで戻り別々のベットに潜り込む。
俺もなんだか気を張ったのか想像より疲れていて、力を抜いて冷静になるとえらいことをしてしまった…と後悔が生まれる
もっと陽ちゃんの傷を抉ってるんじゃと怖くなりだしたとき後ろから陽ちゃんの声が聞こえた。
「…ハル、寝てる?」
それはさっきまでの可愛らしい陽ちゃんではなくていつもと変わらない抑揚のない静かで柔らかい声だった。
「…起きてるよ」
「そっち、行ってもいい?」
そう聞くやいなや俺の返事も聞かずに陽ちゃんがベットに潜り込む。
流石にこのシングルのサイズに背の高い二人が寝ると距離を取るには窮屈…ていうか落ちる!
そう思っていると陽ちゃんがぴったりと俺の背中に頭をつけてぐりぐりとしてくる。
そんな仕草とさっきの普通の態度の違いに胸がギュッと締め付けられた。
可愛い!可愛い!もうっ陽ちゃん可愛い!
そう思って後ろを向くと潤んだ瞳がこちらをまっすぐ向いていて「ハルありがと」と伝えてきた。
俺も「俺こそごめんね」というと「なんでハルが謝る?」と不思議そうに目をパチパチとさせていた。
「ううん、なんでもないよ、ただ陽ちゃんに謝りたかったから」と言うと黙って俺の胸に頭をつけてくる
「今日は陽ちゃんが甘えん坊さんだね」と言うと
「…うるさい」と声が帰ってきて、あやすように背中に回した手をとんとんと優しく叩く。
そうすると陽ちゃんは「んー」と気持ちよさそうな声をだしてそのまま眠ってしまった。
そんな陽ちゃんを見てふと考える
これからどうなるんだろうと思ったけどきっと陽ちゃんは俺の好きを「友達以上家族未満」の方で捉えていて俺は面倒見がいいからだとかそういう都合のいい解釈でもされているんじゃないかと
いい奴だから俺を慰めるために手伝ってくれたとしかきっとこの無自覚バカは思っていないんだと思うと溜め息が漏れた。
こうゆうときいい人だからってイメージや言葉は何かと足枷になるし都合のいい枠だなと思う
ただ、今日の出来事は忘れたくなかった
好きな人の熱に触れられた興奮は素直に一生忘れたくない…ていうよりもう二度はない気がするから
今日起きたことと陽ちゃんの初めて知ったイヤらしい声に乱れた体と惚けて涙を流す綺麗な顔をめまぐるしく思い起こしながら俺も興奮する自分を抑えつけて意識を沈めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
43 / 227