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テスト
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あれから愛未ちゃんも加えテスト勉強をするのも何度か行われて3人で打ち解けていた
日にちが過ぎるのは早くてもうテストは明日に迫っている
俺達の学校はテスト一週間前になると部活動停止になるからこの数日は陽ちゃんのバイトがない日はほとんど勉強づけだった
ただ今日は流石に愛未ちゃんは家で心を落ち着かせてゆっくりテストに挑みたいとのことで、俺達は久しぶりに二人きりになる
「愛未ちゃんいないとなーんか物足りないね」
「そうだな、愛未あんな顔して中はすっぽ抜けてるから」
「陽ちゃん…愛未ちゃんと仲良いね」
「……それはハルもだろ?」
「うーん、そうゆうのとまた違ってさ!」
「確かに二人きりになっても愛未は普通に話しやすいよ」
「そっかー」
「…あのさハル?」
「なに?」
「変な気遣いとかするな……俺は今彼女ほしいとか思ってないし、それにまず俺より自分の事心配しろ」
「はーーーい」
俺の考えを読んだのか陽ちゃんにそう注意された。
でも今はってことはそのうちほしいとは思ってるんだな〜
そのいつかがまだもう少し先ならいいな
そう思う自分の心の狭さに嫌気がさす
こんな行ったり来たり気持ちがふらついてるから楓磨にあんなにイライラされるんだろうなって俺は頭の片隅でそう考えた。
学校から帰ると俺の家で陽ちゃんに苦手なところを総合で復習してもらいながら勉強をしていてある事を思いついた
「ねねね陽ちゃん!」
「ん?」
「あのさーあのさー……」
「なに?」
「俺がもしだよ?英語で80取れたら俺のわがまま聞いてくれちゃうラッキーなご褒美はないですか?!」
「英語で80?」
「………無理かな…?」
「ううん、ハルならできる……だから明日頑張れよ」
「うんっ!!!!」
「そのお願いってもう決めてあるのか?」
「ううん、まだ……だけどご褒美あったら頑張れそうかな〜て!」
「なるほどね、いいよ、なんでも聞くから頑張ってね」
「もー陽ちゃん流石俺の将来の奥さんっ」
「…俺は男だ」
キャッキャっと一人で盛り上がる俺に笑いながらも陽ちゃんは付き合ってくれてあっという間に時間も過ぎてその日は早めに解散した
ようにちゃんがいなくなった部屋でひとり考える
もし…もしもテストで80取れたら1回だけ勇気出してみようかな
最近楓磨に感化されてなのか俺の中で少しだけそんな気持ちが芽生え始めていた
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