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布団
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「電気消すね」
「うん」
聖くんは電気を消すと僕が寝ている布団にゴソゴソともぐりこんできた。
「ちょっ……聖くんっ」
「んー?」
聖くんは眠いのか、猫みたいな声を出した。
「も、もうちょっとはなれて…?」
聖くんは僕の背中にぴったりと密着し、後ろから抱きしめる形になっていた。
背中から聖くんの体温や吐息を感じる…
これは、ちょっと…まずい。
だってこの体勢…
暑い
すごい暑い。エアコンかかってるとはいえ、なんでかよくわかんないけど厚っこい布団被せられてるし。
あっつ…
あと、聖くんもう寝てるし。
早くない?
すーすー言ってて可愛……じゃなくて。
体をよじり、そっと聖くんのほうを見ると、微妙に濡れた髪からはシャンプーが香り、軽く開いた唇は湿っていた。
……なんでですかね。聖くん男なのにちょっと変な気分になるんですが。
…………………眠れない。
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