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No.1/モテ男
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なんか、隣の席の奴がジッとこっちを見てる。確か、名前は桜井真琴。
「なんか用?」
あんまり見てくるから、声をかけた。
「いや、用はない。ちょっと観察中。」
はぁ…。なんだこのバカ。
「何で観察とかすんの。」
「モテたいから。」
「……。」
バカすぎる。
放課後、帰ろうとしたら、隣のバカが喋りかけてきた。こいつは、授業も聞かずに一日中俺を観察していた。
「なあ、今から部活?」
「…いや、部活は入ってない。」
しぶしぶ答える。ぶっちゃけ、俺は女と遊ぶのに忙しく部活なんぞやってる暇はない。
「なら、今から予定あんの?デートとか。」
今日の予定は、確か大学生のミナとお互いに時間があればヤル予定だったけど、決めてる訳じゃない。…それよりも、なんかこいつをからかいたくなってきた。
「何もないけど、お前は?」
「なんもねえよ。」
「じゃあ、ウチに来るか?モテの極意を教えてやる。」
「え!いいの!行く行く!」
案の定、桜井が目を輝かせてのってくる。バカめ!そんな極意なんか、知らねーよ!
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