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No.17/モブ男
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「気持ちいいなら、目を開けろよ。」
ぼうっとする頭に、京平の声が響く。気持ちいい…なら、目を…開けないと。
「鏡、見て。」
鏡…?
京平の肩の向こうに、オレが見えた。
「あっ、」
そうだった!慌てて目を閉じた。
「見えた?」
オレは首を振って、京平の肩におでこをくっ付けた。くっそー、バカな自分が恨めしい。
いきなり、体がぐるりと回される。
「うわっ、」
洗面台に手をつかされた。京平へ向けて突き出す格好になったケツに手が掛かり、割られた。穴に、指とローションが入ってくる。
ひだが伸ばされてく。何本入ってるとかはわかんねえけど、広げられてるのは分かる。ゆっくり、時間をかけて出入りする。今度は、中を探られた。
「ああ、」
一瞬だけ、快感が体を走った。だけど、すぐ逸れた。
「はぁ…、」
熱くなった息を吐き出す。油断してたら、
「ああっ、」
また一瞬。離れていく。ああ、そこじゃないって!
「ああっ、もっと、そこ、」
ああ、またすぐに指が逸れていく…。
「なあ、目を開けて。そしたら、ここを…」
指がすぐ近くにある。ああ、早く。
目を開けた。目の前に鏡…自分のこんな物欲しそうな顔…イヤだ。
「閉じんなよ。」
指があの場所をぐうぅと押す。
「あああっ!」
背中が反る。思わず目が閉じた。快感が強くて開けていられない。
京平のもう片方の手が、ぱんぱんに立ち上がってるオレのモノを、ローションで濡れた手で擦り上げる。
「ああっ、あああっ」
開いた口から、唾液があごを流れてる。もう、そんなのどうでもいい。もう、なんでもいいから、もっと、もっと、
ピタリと指の動きが止まった。穴から指が出て行く。
「真琴、目を開けて。続きはそれから、」
もっとして欲しくて、目を開けた。目の前にいるオレは…、
「ほら、エロくてかわいい。でも、この顔は俺だけのもの。だから、誰にも見せんなよ。あ、弟達も駄目だからな。」
鏡の中の京平が言ってくる。唇が耳に近付いた。
「分かった?」
優しく、囁いてくる。
「うん。」
オレは熱に浮かさた様に頷いた。鏡の中の京平が、満足そうな笑顔になった。
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