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No.20/モブ男
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「もう、京平のことが分かんねえ。なんで、こんな事すんだよ。オレのこと…やっぱり」
好きってウソ?またダマされた?バカとは友だちにもなれない?
切ったスマホをその辺に置いたまま、上から見下ろす京平から腕で顔を隠す。本当は体を隠したい、オレの下半身はもうパンパンで、ボクサーパンツの中が窮屈だしべちゃべちゃな布がくっ付いてる。
スマホから聞こえた楓と紅葉の声は、怒ってたし、今からこっちに来るとか言ってたけど切った。こんな状態で話しなんかできねえよ、もう、どうしろっての。
「真琴、泣いてるのか?…なあ、…ごめん。」
京平の動く気配。オレの上から退いて、横に寝そべる。身体に腕が回り、ぎゅっと抱きしめられた。耳に息がかかって、ビクって身体が動く。京平に気付かれないように、ゆっくり息を吐いた。ずれたスウェットを引き上げる。それだけで下半身がじんじんする。
「ごめん、…嫉妬した。俺より、双子の事ばっか気にすんのが…すげえ嫌だったんだよ。…くそっ、恥ずかしいだろ!」
え?…しっと?
また、電話を報せる着信音。今は、話したくない…ってか話せない。心臓がどきどきしてる。身体が一気に熱くなる。そのせいでまた、
動かないオレの横で、京平がオレから腕を離してスマホを掴んだ。
その隙に京平に背中を向けて丸くなる。モノを隠す様に脚を動かす。その刺激もヤバイ。パンツが擦れてもどかしい…脱ぎたい。触りたい。
「今度は、紅葉。どうする、出るか?出ないなら、俺の好きにするぞ。」
首だけ振って頷く。スマホの電源ごと落とされるかもな…でも、今、それどころじゃねえし。
「もしもし。」
あれ?電話で話し始めた。オレの手はスウェットの上から、ぎゅっとモノを抑える。はぁ…、熱くて息を吐く。
「…そうだよ…はあ?今からとか来んな。違うし、…ひでえ事なんかしねえよ。…何だよ、…分かったよ。なら明日10時に遊園地の前な。」
その言葉にびっくりして隣を見た。電話を切った京平が、スマホを枕元に置く。
「はぁ…。明日はあいつらも一緒。そうしたいんだろ?」
オレは頷く。京平はもう怒ってない。でも、なんか、すごいがっかりした顔だし。オレだって…デート楽しみにしてた。
「いつになったら、俺は2人だけでデート出来るんだよ。マジであいつら、どうにかしねえと…。」
なんか、京平がブツブツ言ってる。でも、もう下半身は放っとかれて辛い。でも、京平の前で自分ですんのもイヤだ。早くおさまれって!抑える手の刺激もヤバイ…あぁ触りたい。
京平の身体が背中にぴったりくっ付いて、抱き寄せられた。
「…なぁ、何で丸くなってんの。」
耳元に、囁かれる。
「あっ、」
耳からしびれて、仰け反る。
「ここ、まだ立たせてんの。止めろって言ったくせに、」
「や、見るな、」
オレの手を掴んで、外させる。恥ずかしくて、きつく目を閉じた。
「ぱんぱんのまんまかよ。…俺が触るの嫌なんだろ。自分でやる?出さねーときついだろ、」
「うぁ…、もう、…耳元で…話すのダメって、」
掴んでたオレの手と一緒に、スウェットの中に入ってくる。濡れてぐちょぐちょのボクサーパンツの上から、オレの手ごと揉まれる。
「あ、はぁ…、ぁあ…、」
ずっとガマンしてたからか、すげえ気持ちいい。もっと、触りたい。邪魔なパンツを脱ぎたい。
スルリと、京平の手が離れた。スウェットから出て行く。
「ほら、好きなようにやれ。」
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