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No.62/モテ男
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真琴は、味噌汁とご飯を用意して俺の向かい側に座る。双子は何時に来るかも分かんねえから2人で食べる事にした。
「おお!すげえな…マジで和食だ。いただきます。」
「うん、どうぞ。」
嬉しそうに微笑む。かわいい、キスしたい。結局、朝エッチもやってねえ。俺の計画では今頃はまだベッドの上でヤってる最中の筈。まだ8時だぜ、ねえよ。
はぁ…。味噌汁でも食うか。お椀に口をつけて吸い込む。
「っ!この味噌汁美味いな。」
ちょっとびっくりした。いつ振りか忘れたくらい久し振りの味噌汁。母親の気紛れで作った、うっすい味噌味のなんちゃって汁とは比べ物にならねえくらい美味い!
「そうか良かった。お代わりあるぞ。」
じゃが芋、玉ねぎ、豆腐、ワカメ。浮かんでる緑は刻んだ小ネギ。…やべえ泣きそう。マジで美味い。俺の食生活散々だしなあ。
「もう結婚してくれ。」
「あれ…日本って、男同士の結婚出来んの?」
「出来ねえけど結婚してほしいわ。」
「……でも、」
真琴が何か言いかけて止める。卵焼きを口に入れてもぐもぐと咀嚼し始めた俺はまた感動した。卵焼きがめちゃくちゃ美味い!
「卵焼きもめっちゃ美味いぜ。お前天才だな。」
「ありがと、」
そう言って真琴は自分の卵焼きを半分に切って俺の皿に乗せた。
「食っていーよ。」
「…いや、でもお前の分が、」
「いつでも作れっから大丈夫。」
「そっか、さんきゅ。」
俺は味噌汁のお代わりまでしてモリモリ食った。
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