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恋愛初等部~寒さと記憶~
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身もだえするような寒さで思わず目を開ける。
周りを見渡すとデスクが広がっていて、手元を見ると、自分の机があった。
「…はぁー…。」
息を吐くと白くなる。
僕は一体…。
「ん?…。あーーー?!」
誰もいない職員室で一人、大声を上げる。何となく、思い出したのだ。保健室辺りにいたところより先の記憶が…ん?
「そうだ!鍵!」
施錠当番であったことに気が付き立ち上がる。
―――チャリン…―――
金属の音が聞こえ、下に鍵が落ちていることを確認する。
鍵置場に鍵を置くと、どっと疲労が出て、体の動きが鈍くなる。
「歳、とったなぁ…。」
などとぶつぶつ独り言を漏らしながら、この疲労の原因を気にせず、家路に就くのであった。
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