アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Null_4
-
ルイスは蓮の首元から顔をあげる
「…ぁ…飼い主様……」
蓮はその赤く綺麗な瞳を見つめて息を吐く
ルイスが唇についた蓮の血をペロリと舐めあげた
「…戻っていい」
「はい…食べてくださりありがとうございました」
蓮はフラフラとした足取りでルイスに頭を下げると部屋から出ていった
ルイスは残された部屋で一人
また窓の外に写る大きな淡い儚い光を放つ月を見上げた
冬の夜は肌をさくほどの冷たい風が身を包み込む
1つ息を吐けば白い吐息が見える。
そんな夜に輝くのは凛とした光を放ち続ける沢山の星だった。
そんな夜空を見上げルイスは自嘲的に笑うとカーテンを締めその瞳を閉じたのだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 50