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大切なんです
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お母様も驚いた顔をしていた。
そりゃそうだよ………。
俺たちにとっての郁也は
家族の関係の話には一切入らないのにさ…
今、俺のために頭下げてるんだよ………。
嬉しくて…胸がきゅうってなる。
ああ………好きだな。
俺のために頭を下げてること……
俺だって郁也と離れたくない。。
だから、、俺も
「お母様‼︎お願いします‼︎
お父様を説得してください‼︎
俺、ここが好きなんです。
学校も友達も郁也も
俺にとって大切なんです。だから…っ……」
俺は、頭を下げた。
すると、
郁也が俺の手を強く握った。
いくや……。
「巽様……良く言えましたね。
智沙恵様、どうかお願いいたします。」
郁也の心臓の音が俺の手に届く。
ドクン、ドクン、
俺と、同じだ……………。
お母様も少しうーんと考えてから
はぁ…とため息を吐いて、
「本当にそれがいいなら私は反対しないわ。
正彦さんにも説得してみるわね‼︎」
お母様は微笑んで協力してくれた。
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