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信じられない
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こ、この状況は…………
押し倒されて
そんで目の前には郁也がいて
綺麗な顔が俺を見つめてきて
腕も掴まれて身動きできなくて……
「な、なに…してんのっ…?」
「なにって………」
「こ、答えろよっ…って…ちょ……んん…んっ…は…ん…んん………っ」
また口を塞がれて、濡れた舌が絡められ、
うまく息ができなくて
唾液が端からこぼれる。
でも、
郁也とのキス、嫌じゃ…ないんだ。
どこか……優しくて。
飲み込まれる…………。
「はぁ…はぁっ………ぃく、や」
「私は、もてあそぶことなど
一切しておりません。
しかし勘違いされたのならば、
それは大変失礼いたしました。」
なに。じゃあ、俺の、何って言うの?
俺は胸ぐらを掴んだ。
「お、まえは……俺のこと
どう、思ってるんだよ…………。」
だって…気になるじゃん。
今まで俺のことどう思ってた?
郁也にとって、俺の存在は。
辛くなってきて、涙が溢れてくる。
いきなり、郁也が強く抱きしめてきた。
「だから、泣かないでください….。」
「泣いて………っ…ない」
「泣いてます。私のことを想って。」
「は、はぁっ?……自意識、過剰…だろ。」
「どこまで意地張ってるんですか。
私は…あなたが愛おしくてたまらない。
欲しくてたまらないくらい…。
巽様のこと好きじゃなかったら
キスなんてしませんよ。」
え?は?
なに……言ってんの?
「う、ぁ………うそ、だ。」
はぁってため息をついて、
ムッとした顔をする。
「何故ここまでして嘘とおっしゃるんです?
私は、嘘は吐きません。」
だって、おかしいだろ。
俺、男だし。俺は良くても
郁也は綺麗だしカッコいいし
もったいないくらいのお前が
俺を、愛おしいとか、好きとかさ…。
「うそ……….ばっか。」
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