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お父様
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「…えっ…ぁの…えっと……」
「申し訳ございません。
シーツが汚れてしまったもので、
取り替えておりました。
私はこれで失礼します。おやすみなさいませ」
深く頭を下げ、郁也は部屋を出ていった。
…いっちゃった。。
「巽、夜分に悪いな。」
「い、いえ!別に……なにも。」
「母さんに聞いた。転校したくないんだな?」
お母様…本当に言ってくれたんだ。。
「はい…。この町も
友達もみんな大切なんです。」
離れたくないんだ…
大切な友達にも。
郁也にも……。
「どうか、お願いします…。」
少し考えたお父様は口を開いた。
「今だけは…許してやろう。
でも、いつかはここから
出て行かないといけないぞ。わかったな」
「あ、ありがとうございます…」
良かった。まだいれるんだ。この町に
「話はそれだけだ。おやすみ」
「おやすみ、なさい!」
そして、お父様は部屋から出ていった。
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