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重症
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俺は走ったまま、教室まで行った。
ああ。肺が痛い……泣
「お、おは…よう?笑」
「……っはあ…おは…よっ!」
教室には司がもういた。
驚いた顔で俺をみる。
「別に遅刻していないのに、どした?」
「や、なんでも…ただ走りたくてさ!」
あー俺意味わかんねー泣
恥ずかしすぎるわ。
呼吸がととのった時、司が俺の首に触れた。
「しかもお前、汗かいてるぞ?」
「…?!やっ、大丈夫!拭くから!」
「…?ああ。」
なに、今の。え?
俺こんなんだっけ…
別に司のこと嫌いじゃないし、
恋愛とか考えるなんてありえないのに
手が触れた瞬間、少し避けてしまった。
「あ!いや、ごめん!
その……俺、疲れてるからかな。笑」
「ぁー…大丈夫?保健室行ってくる?」
「少しだけ、寝てくるな。ごめんな司」
「いいよ謝んなくても。治してこーい!」
司に悪いけど保健室に行った。
でも、俺本当におかしい。
今まで何もなかったのに。
郁也に触れられたことが思い出して
熱くなってしまう。
こりゃ俺重症だよな……。
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