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このとき初めて男には前立腺というものが存在し、そこを擦ると気持ち良くなることをこいつから教わった。
風呂から上がり、時計を見ると深夜になっていた。
俺たちはもう一度抱きしめ合って布団に潜った。
しばらくすると、スースーと音が聞こえてきて、こいつは眠ってしまったようだった。
寝顔もすごく可愛くて、長い睫毛によく通った鼻筋、キスしたくなるような唇、もう全部が愛しくてたまらない。
きっとこれが恋ってやつなんだな。
こいつが来てからまだ2週間、まだ自分のことぬいぐるみだって勘違いしてるけど、いつか言えるといいな。
お前は俺のぬいぐるみじゃない、俺の恋人だと。
それまでは、あとちょっとだけ、勘違いしていて欲しい。
バカで可愛くて愛しい、俺のぬいぐるみってな。
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