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撮影ももうすぐ終わる
早く終わらせてまずはプリン
ん?
何だろう
スタジオの隅に何かがいる
「冴、あれ何?生き物?」
「なっ!お前が言うと怖いから!」
「あれだよ」
冴がじっと見つめて教えてくれた
「ああ、さっきまで撮影していた奴らだ」
「どうしてここに?」
「見学だろ?邪魔にはならないし気にするな」
「うん」
気にはならないけど、人形みたいで怖いかも
全く動かないし話もしていない
ホントに生きてるのかな
「はい、お疲れ様でした!」
「おつかれさま」
「あっ、休憩したら華さんと楓さんだけもう少しお願いします」
「はい」
「・・・・・・・・はぁ」
さっきのお代官様ごっこのせいかな
居残りなんて嫌過ぎる
「じゃイオ、先に着替えてるからな」
「わかった」
「後でまた」
「うん」
仕方なく、椅子に座りメイクを直してもらいながら鏡に映る人形軍団を見つめた
あっ!動いた・・・・・・
生きてた
面白い羽のついた帽子をかぶった奴が近付いて来た
その帽子・・・・・変だよ
「はじめまして、楓さん華さん」
「その羽は何?」
「えっ・・・」
変な事に気付いていないなんて・・・・・
「それで、何か用事?」
「俺達、Dahliaの大ファンで、よければもう少し前で見学してもいいかとお願いに」
「華、何か言ってるけど」
「あはは・・・・・俺は構わないよ」
「だって」
羽が気になる
欲しい
変な羽欲しい
「ありがとうございます」
「ねぇ」
「はい」
「その羽どこに売ってるの?」
「これ・・・ですか?」
「うん」
「どこでしょう、最初からついていたので」
「そう」
「よろしければどうぞ」
「ん?」
「帽子を」
「くれるの?」
「はい、気に入られたみたいなので」
「ありがとう」
受け取った帽子についていた羽を抜き取り帽子を返した
「えっ?」
「ふふっ」
変な羽もらった
「楓はその羽が気に入ったんだ」
「うん」
「ごめんね、帽子はいらないみたい」
「いえ・・・・・・」
「華、ほーれほれ!」
「ちょ!やめてっ・・・あははっ・・・・やめてっ」
効果は抜群だ
太ももをくすぐりながら羽で遊んだ
「では、俺達は見学を続けさせていただきます」
「うん」
どうでもいい
羽もくれたし
「あははっ・・・もう!メイクが・・・・」
「じゃ、もうしない」
「ぶはっ!!楓っ・・・・羽を頭のてっぺんに刺さないの!」
「頑張れば飛べる?」
「無理」
「うん」
羽を外し、また撮影を続けた
今回はスムーズだけど・・・・・・・
「めちゃ見られてるね」
「うん」
撮影を見ても楽しくないのに
動かないし、何だか怖い
そして、撮影が終わりスタジオを出ようとしたら華がいなかった
「ん?」
さっきの人形に話しかけられてるのか
スタッフもいるし、大丈夫だね
そのまま華を残し、控え室に戻り居眠りしている冴の髪に羽を刺して衣装を脱いだ
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