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久しぶりの二人・・・でも
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そのまま急いで紫陽さんを迎えに、クレアのライヴ会場に向かうと、紫陽さんはまだ一人で何かの作業をしていた
声をかけようか迷いながらしばらくその姿を見つめていた
なにか納得でもいかないような事が?
機材の前でたまに溜息をつきながら手をまた動かし始めた
もう少し様子を見たほうがいいかな
それとも一人にさせてあげた方・・・・・
「うわっ!」
「心?」
馬鹿すぎる
コードに足を引っ掛けて転ぶなんて
「はい、ごめんなさい」
「何で謝るのさ、おかしな子だねぇ」
そう言って笑いながら手を差し出して立たせてくれた
さっきの暗い表情はどこにもない
僕の見間違いなのかな
「僕も手伝います」
「いいよいいよ、心も仕事だったんだからそこで座って休んでいな、すぐ終わる」
「でも」
「いいから」
無理に言い合いをしても仕方がないので、大人しく座って待つ事にした
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