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一人だけ忙しい
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何で俺だけ・・・・・
何で・・・・・・・・
「楓さん、目線をこちらに」
「・・・・・・・・・・・・」
「楓さん?」
はぁ・・・・
ライヴが終わってみんなはオフなのに俺だけ仕事とか聞いてない
ずっとそんな事を考えながら黒いセットの月を見つめた
なんで黒?おかしいよね
「上ではなくこちらへ視線を」
「ぶち壊す・・・・・・」
「えっ・・・・・」
なんだかセットまでムカついてきた
照明は熱いし、お腹も空いてきた
朝からずっとスタジオだしそろそろ限界かも
「あ、あの・・・・・」
「帰る」
「えっ?」
もう限界だから帰ろう
撮影はまた今度・・・・・・
「やはり心がいないとそうなりますね」
和海だ・・・・・
こういう時に来るなんて聞いてない
「和海、もう帰りたい」
「いけませんよ、撮影がまだ終わらないでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「さぁ、もう少し頑張って下さい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そうそう、私も明日オフにしました」
「えっ?」
「ですから早く終わらせてどこかへ行きましょうね」
「わかった」
そうなれば話は別
早く終わらせて楽しい事をしたいしプリンを食べたい
「早くしてね」
「えっ・・・は、はい・・・では視線を」
「うん」
撮影は嫌いだけど仕方が無い
和海がカメラの後ろに居てくれるから和海を見ていよう
「すごくいいです!もうすこし妖艶に」
何それ・・・・・
華じゃないのに無理
「楓、今夜は何をしましょうか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
今夜・・・・・・
勿論和海の腕の中で・・・・でも、その前にプリンを食べてボコボコのお風呂に入って・・・・・それから・・・・
「すごくいいですよ!さすがです」
腕の中で何をしよう
最近忙しかったから和海に触れていないしね
「はいっ!お疲れ様でした」
「・・・・・・・・もういいの?」
「では行きましょう」
「うん」
ずっと和海の事を考えていたら撮影が終わっていた
何でこんなに時間がかかったんだろう
変なの
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