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和海の仕事が早く終わったので外で食事をした
なんだか面白いところだったな
「美味しかったね、よく分からないけど栄養がありそうなプリン」
「ライスプディングですね・・・と言うかトルコ料理を食べに行った事すら気付いていない所が流石ですね」
「ミルクのやつも焼いたやつも美味しかった・・・けど」
「けど足りない・・・でしょうね」
「ピンポーン!」
「では、駅前でプリンを買って行きましょう」
「うん」
「確か楓の好きなギガプリンがありましたよね」
「あの中途半端に大きいやつ!」
「えっ・・・かなり大きいかと」
「そうかな?どうせならバケツでお持ち帰りとか出来るプリンが欲しいよね」
「需要が楓にしかありませんね」
「そうかな」
「ええ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・重いから?」
「それもあります」
「そう」
プリンの話をしながら駅前にやって来た
プリンの話をしていると時間があっと言う間に過ぎてしまうね
と言う事は・・・明日の打ち合わせはプリンの話を!・・・・・する前に冴に怒られそうだからやめておこう
「あれ・・・?」
「どうしました?」
「駅の前にいる人って」
「・・・・・・・・・・・・・・はい、と言いたいのですが楓ほど視力はよくありませんので」
「視力?」
「楓の視力は測定不可、マサイ族並」
「ん?」
「いえ、それで誰がいるのですか?」
「紅陽と今日廊下で一緒に話していた音響の子かな」
「おや、珍しい組み合わせですね」
「うん・・・・・この駅にいると言う事は彼を送りに来たのかな」
「そうですね、確か彼はここから5つ離れた駅前のマンションに住んでいるはずです」
「和海すごーい」
「何となく覚えていたので」
「へぇ・・・可愛いからだね」
「いえ」
「確かに可愛い顔をしているしね」
「ですから」
「俺は可愛くないし」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「俺、かわいくないもーん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ」
そろそろ話を聞こうかな
「それで?」
「実は先月まで住んでいたところでボヤ騒ぎがあったらしく」
「火事?」
「火事までには至りませんでしたが、火元が真下の部屋だったらしくこれで3度目なので心配だから引っ越したいと言う相談で会社に」
「そう・・・」
「彼は会社の寮がある事を知らなかったらしく、丁度いい部屋が空いていたのでその話をしたらすぐに引っ越したいと」
「じゃ、そこに今住んでるの?」
「ええ」
「へぇ・・・和海の愛人は5つ先の駅前のマンション」
「・・・・・・・・・・・・冗談でも心が痛みます」
「あっ、帰るみたいだから和海は先に帰ってて」
「えっ?」
「プリン忘れないでね」
「楓?」
車を降りて、駅に向かった
和海には表情まで見えていなかったらしい
でも、俺には見えていた
何となく困った顔をした紅陽がね
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