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回想2
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「あ、美暁ちゃん居たんだ。
言ってくれれば良かったのに」
「ひっ!」
突然呼ばれた僕の名前に肩をビクッと揺らした。
「なっ……な、んですか?」
「ねぇ、美暁ちゃん、
ちょっと来てくんない?」
「えっ……」
「そんな露骨に嫌がらなくてもいいじゃん」
「嫌がってなんかいません……」
そういっておきながら内心恐怖に怯えていた
透くんが僕を「ちゃん」づけで呼ぶときは大体僕が嫌がることをすることが多い。
しかも、透くんの腹が立っているときは余計に酷いことをされる
だから僕は透くんの癪に触らないよう刃向かわずにいうことを聞いた。
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