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3ー08
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「あき…!」
咄嗟にザクロの頭を両手で掴み、一気に自身に引き寄せ…俺の名前を呼ぼうとしたソイツの言葉を遮るように触れるだけのキスをする。
これが今の俺に出来た、唯一の抵抗だ。
羞恥心で泣きたいのを堪え、潤んだ目で驚くコイツを睨み付ける。
「コレ以上は…無理…ッ」
「……!!!!」
すると何故かザクロの顔が真っ赤になり、俺を腕の中に閉じ込めてしまった。
ワケが分からなくて困惑すると、何かが堪らないといったように体が震えている。
「ダメ、今のはダメ!すっごい可愛い!ヤバい…オレの理性がヤバい…!ああーー最後までしたい!!」
「……は?」
よく分からないけど、何故かザクロはスゴく、今ので興奮したみたいだ。
するとコイツは突然雰囲気を変え、ずっと俺達を見守っていた目目連を睨みつける。
それにアイツらはビクッと、見開く目を瞬かせた。
「おい…君達、いい加減空気読もうか…?」
口調は変わらず優しいが、今まで聞いた事が無いような有無を許さない冷たい低音に、目目連はたちまち凍りつき…あっさり消えてしまった。
お、おい、そんな簡単に居なくなるのか?!
そしてザクロの表情からは冷たさが消え、艶めかしさが戻ってくる。
あ……これ、絶対ヤバい。
「始めからこうしとけば良かった…ふふ、これでもう、邪魔者は居ないね?…章人」
「え?あ、まっザクロッ!!」
すると突然腕を引かれ、体を起こして座らされたと思えば、ザクロが背後から密着してくる。
それに驚く間もなく後ろから伸びてきた手は、忘れていた俺への刺激を再開し始めた。
けど今度はさっきのように焦らさず…確実に良いトコロばかりを狙ってくる。
折角素面に戻ってたのに、これじゃあまたコイツのペースに呑まれてしまう。
だけど上手く力が入らなくて、竿を擦られながら亀頭にまで爪を立てられ、一気に快感が駆け上がってきた。
頭が、身体の奥が、熱い。
「はっ、あ!ん、ザクロッ…やめ…ん…ぁあっ!」
そして急すぎる愛撫に耐えられなかった俺は、呆気なくザクロの手の中で果ててしまった。
荒い呼吸でうなだれ、体のあちこちが汗で滲み、やっと来た開放感に安堵していると…俺が吐き出した精液を、ザクロは中指で丁寧に絡め取っている。
その謎の行動をぼんやりとした頭で眺めていると、コイツはあろう事か…その指を俺のお尻に突っ込んできた。
突然の暴挙に、思わず引きつった悲鳴を上げてしまう。
「い?!…何やってんだおま…!」
「今後の事考えると…ココもしっかり開発しないとね?」
「開発って…ッッ?!」
すっかりいつものノリに戻ってるザクロは、中を弄り回してくる。
自身の精液のせいでクチクチという音まで聞こえてきて、よく分からない変な感覚にまで襲われた俺は、羞恥心から逃れようと必死に抵抗した。
だけど空いているコイツの手で再び俺のモノまで扱かれ、次第に力が抜けてしまう。
やだ。何だコレ…!
「んんっ、ん、ァッ…く、ンッ」
「どう?…気持ちい?」
「ふっ…ぅ…ん、ん!し…らなっ…」
イったせいで感じやすくなってしまったのか、突っ込まれた時は異物感で変な感覚だったのに、何度もザクロの筋張った指で中を擦られる内に………気持ち良く、なってきた気がする。
それをどうしても認めたくなくて、必死に歯を食いしばり理性を保とうとすると、中の何かが引っかかれ、強い快感が身体を突き抜けた。
「ひゃあ!ダメッそこ、…ぁあッ!」
「お…章人の前立腺、みーつけた」
するとザクロは指を一本増やし、そこばかり執拗に狙い、前まで激しく責め立ててきた。
この快感の波は、経験の無い俺には余りにも刺激が強すぎる。
それに頭では嫌だと拒んでるのに、身体はザクロから与えられる快楽を素直に受け入れている気がして、更に混乱した。
声を抑えるのも忘れて喘いでしまう俺に、コイツは追い討ちを掛けるよう、左耳の中まで舌を差し込んでは、卑猥な水音まで立ててくる。
もう…気持ち良すぎて何が何だかワケが分からない。
「ぁあッ、ぁ、う、はぁッ…ぁ、あ、だめまた…ひゃッ!」
「良いよ。それじゃあ後ろだけでイってみようか…」
「んあっ!はぁッ、あ、ぁ、あぁぁ………ッッッ!!」
複雑に動きながら次第に加速するザクロの指さばきに、休むことなく体を浸食する強すぎる快感。
だらしなく精液を垂れ流し続けた俺は、その愛撫に耐える事が出来ず、いつしか声にならない媚声を上げながら二度目の欲望を吐き出し、そのまま意識を手放してしまった。
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