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※情事3
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弓弦さんが、僕の、脚の付け根の間に後ろから手を差し込んだ。
「あ」
僕は、滑り込んだ弓弦さんの滑らかな手の心地に思わず声が出てしまった。
もっと前の方も触ってほしくて、腰をにじるように動かしたが、弓弦さんの手は後退して、お尻の方に下がり、僕の丸みを撫でた。
「いいね、この格好」
弓弦さんの手が後ろに行ったり前に潜ったりした。
僕が、もっと触れてほしくて、快感を求めて、じりじりとお尻を弓弦さんの顔の方に近づけていくと、二人の身体がついに十字形になった。
「もっと脚を開いて」
弓弦さんが、僕に命令するように言った。
弓弦さんに命じられて、僕は興奮した。
弓弦さんも興奮していた。
互いの息が荒くなったのでわかった。
「あ……ん、んん」
僕は、弓弦さんに命じられた通りに脚を開いて待った。
身体が燃えるように熱かった。
僕の後孔に弓弦さんの指が挿さった。
「いっ!」
僕は、驚いて声をあげた。
「嫌?」
僕は、そういう行為は予測していなかったので、固まってしまい、答えられなかった。
「じゃあ、前だけにするから、仰向けになって」
僕は、指示通り、弓弦さんの身体から下りて、ベッドに仰向けになった。
弓弦さんは、起き上がって、僕の脚をまたいで膝をベッドにつけた。
覚束ない動きの、弓弦さんの片手が、長い時間かけて、僕の半身をさまよった。
僕が目を開けると、弓弦さんが、手をさまよわせながら、僕の剥き出しの下半身の反応を見ていた。
「何もしていないのに、見られるだけで、感じるんだね?」
弓弦さんが、目を開けた僕に気付いて、唇をにっと上げ、白い歯を覗かせた。
その表情は少し獣じみていた。
空想上の獣、狂い舞う、石橋の獅子を思わせた。
僕は、獣じみた弓弦さんに、また下半身が疼いて、切なく膝をこすりあわせた。
「ほら、また」
僕は、弓弦さんにいやらしく言われてもなお、耐えがたく、膝を擦り合わせようとすると、その両膝を、彼の膝が無理やり割って離した。
脚の間が離れると、股間が無防備にされされたようで、ドキドキした。
強引に割って入った弓弦さんの膝の感覚が、心地よかった。
ぐいぐい押し寄せて来る膝が股間を突き上げて、僕は息を呑んだ。
僕は耐え切れず、自分で上着の裾をまくって、弓弦さんの手を導き入れた。
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