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つとめて 1
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翌朝、僕は、自室で目を覚ました。
弓弦さんが、起きてキッチンにいる気配がした。
昨夜のことが思い出された。
思い出してかっと頬が熱くなった。
どうしよう、あんなことしてしまって。
トイレにも行きたいけど、弓弦さんと、かち合わせたらと思うと起き上がれない。
恥ずかしくて顔を合わせられない。
弓弦さんは、平気だろうか?
なんとも思ってない?
大人だからな。
僕みたいに、初めてじゃなさそうだったし。
そう、初めてじゃなさそうだった。
片手しか使えないのに、あんな……。
僕は、思い出して、またドキドキしてきた。
自分だけ感じていたのが恥ずかしい。
片手だけであんなにされてしまって。
僕は、いっぱいいっぱいで、弓弦さんには、何もできなかった。
自分だけあんなに乱れさせられてしまった。
僕は、トイレが我慢できなくなってきたので、起き上がった。
下半身への集中が、昨日の感覚を思い出させた。
僕が、無理矢理のぼりつめさせられた時の、弓弦さんの手の巧妙な動き。
もっと近くに寄りたい。
そばにいて。
体温を感じるくらい近くに。
皮膚感覚は冴え渡り熱くなった。
僕は部屋を出てトイレに行き、洗面所で顔を洗った。
弓弦さんはまた僕を誘ってくるだろうか?
うわごとの続きのような、ほとんど期待とも言える問い。
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