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忘れえぬ光景 ※
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竹春は、桐生青年の姿を思い浮かべながら、自分を奮い立たせた。
こんなことに、桐生君を使って申し訳ない。とても合わせる顔がない。
そう思いつつも、若い潤と、潤の友達を喜ばせるために、竹春はがんばった。
なんとか大丈夫だ。
挿入できるほどの硬さをもったそれを潤の中に突き入れた。
「はぁっ……あぁぁ」
潤がスマホを握りしめながら、喘いだ。
『じゅ、潤?』
重なりあった潤の手からスマホを奪い、竹春は、荒い息の下、潤の友人を煽ってやった。
「潤に、私のモノを挿入してやったよ。聞こえただろう? 潤のよがり声を」
『は、はい……潤に……』
「君にも、してあげたいよ」
『ん……あ……お願いします』
「潤の声を聞きながら、いっしょに、擦りなさい」
『はい……んっ』
竹春は、ベッドの潤の口元にスマホを置き、腰をつかんで背後から突いた。
「あっ……あぁ」
繰り返される波のように潤が呻く。
竹春は潤を抱きながら思った。
桐生青年のいやらしい姿をみたい。
一度だけ見た、あの情景が忘れられない。
大学の構内で、大学生だった桐生青年が、していた行為。
しどけない姿の美青年たち。
なまめかしい姿態、あの時の息づかい。
ひそやかな行為。
不意に現れた光景に、竹春はたじろぎ、歓喜した。
忘れられない。
あれを見た時から。
竹春の息は急いた。
ああっ、苦しい。
行き場のない想い。
潤の身体を強く抱きしめる。
潤が歓喜する。
おじさま……。
遠くで潤の声が聞こえる。
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