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罪と恥と絶望と
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見上げると、気だるく絶望したような桐生青年の顔。
桐生の蔑んだ冷たい目が竹春を見下ろす。
立ち上る罪悪感。
消えてしまいたい。
元学生と、こんなことを。
未来ある若者に何てことをしてしまったんだ。
恥と絶望で、今すぐ首を搔き切りたい。
いや、待て。
これは現実ではなかった。
単なる想像だった。
妄想だった。
そうだ。
まだ実行など、していない。
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