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疑い
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変な奴、変な奴、変な奴!!
男は俺を、ラーメン屋に連れてくる。
朝から!ラーメン!
きついっつーの。
じろっと睨み付けると、男は笑った。
普通、飯ってお洒落なカフェでモーニング
とかじゃないわけ?
今までの男達は
大抵、料理はいいもん食わせてくれるし
まぁ、その後セックスするからなんだろうけど
「悪いなぁ…飲んだ後は、ラーメン食いたくなるし」
何も言ってないのに、男は苦笑いをしながら言った。
照れてる??
「俺は栗橋仁太。お前は売り子さん?」
「いっいかがわしい言い方するなっ!」
周りを見渡す
良かった誰もいない
「で?君はなんて言うのさ」
「俺は…はる。」
「そっちじゃなくて、本名」
「なんで、教えるのさ」
「呼び辛いから。」
くそぉ!
「三ツ橋…春斗」
「だから、はるな訳だ。」
上機嫌な栗橋…
名前を教えたくらいで、栗橋は笑う。
よく笑う奴だな
こんなに人に笑顔を向けられたのは、初めてかもしれない。
優しく、見守るような笑顔がくすぐったい。
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