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疑い3
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ラーメン屋を出ると、栗橋はもっと上機嫌になった。
「なぁ…本当に稼げるところあるの?」
「うーん。売りよりは無理じゃね?」
はぁ?
だったら、売りやったほうが手っ取り早いじゃねーか!
「体を使うなら、別の事に使えって言ってんだけどな。」
「…え?」
「肉体労働…は無理だからな。でも、ちゃんと人に言える仕事をしろ。」
「…で、も。」
普通のバイトを選んだ事もあった。
でも…そうすると、あいつが邪魔をする
「俺の実家で働かせてやるよ。
法律破ってるけど、お前の熱意に負けた!」
「実家?あんたの?」
「そ、居酒屋で、深夜営業してるし。繁盛してるから羽振もいいぞ。」
なんで?
なんでこんな見ず知らずのやつに優しくするの?
あやしい…
超、凄い、あやしい…
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