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変な奴2
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仁はやっぱり、なぜか楽しそうで…
こいつ、きっと友達多いだろうな
こんな風に楽しそうにされると、いい気分になるというか…
って、別に俺たち友達じゃねーし。
「あ」
ふと棚に好きな映画のDVDがあって
もう、DVDになってたのか!
借りたいなぁ…
でも、家で静かに見れないし。
「これ、いいよな」
ぼうっとしてると、横から手が伸びてきた
「し、知ってるの?これ、かなりマニア向けじゃん!」
「うん、知ってる。途中が好きなんだよね」
「そっ!そうなんだよっ!ラストがいいとか言うけどっ、本当は前半が最高におもしろいんだっ!!」
あ、まずい
くすくすと仁は笑った。
「あ。いや、その…」
恥ずかしい
「いや、そうしてると年相応で可愛いな。
よし、これ借りてこうな!!」
「いいっ!借りたくねーし!あんたと見ても楽しくねーよっ!」
「そうか、そうか。じゃあ、俺が見たいから借りていこう!」
仁は笑って、さらりと返してくる
こんな、いやなこと言ってもなんで余裕なわけ?
こいつ困ることあるの?
困らせてやりたい。
困らせて、本性が見たい
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