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栗橋パーティー3by栗橋
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鞄を持って、エントランスに行けば
ベンチに縮こまる制服姿の春斗がいた。
初めて、制服みたなぁ。
ちゃんと学生してるんだな
「遅いっ!!」
ムッとしながら、春斗はいった。
全然怖く無い、むしろ可愛くて
「悪かったよ。これでも急いだんだよ?」
「仁、鈍いんだ。」
生意気、くしゃと髪を撫でる
「晩飯、美味しいのご馳走する」
「高級なの!」
「いいよ。」
「冗談なのに…」
冗談なのかよ、分かりづらい
「栗橋っ!!」
蒼先輩がかけてくる。
「蒼先輩?どうしたんですか?」
息を切らせながら、蒼先輩は俺の元へ来る
「定期、忘れてたよ」
ドジだ…俺
その時、ふらりと蒼先輩の体が揺れて
思わず、支える
「蒼先輩、大丈夫ですか?」
「あ、…ごめん。」
顔色が本当に悪い
「なんかあったんですか?並木さんと」
「…あー。その。凄いくだらない、喧嘩をしててさ。」
「喧嘩?何したんすか、あの人…」
「本当、大丈夫。お前に迷惑かけるわけにいかないし。ごめんな」
蒼先輩は困った顔をして、行こうとする
ほっておけるわけ無い。
好きな人が困ってるのを見て、放置できるほどまだ、俺の心は離れてない
「春斗、少しだけ待ってろ」
「えっ、どのくらい?」
「いいから」
立ち竦む春斗を置いて、蒼先輩を医務室に運ぶ。
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