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栗橋パーティー4by栗橋
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医務室のベットに蒼先輩を横たえると、蒼先輩は申し訳なさそうに眉尻を下げた
「ごめんな。助かる。あの子の所に行きな」
「なんの喧嘩ですか?」
「いや…本当に大したこと無いから。」
意地でも言おうとしない姿に、イライラする
前は聞き出せば話したのに…
「俺は、恋人にはなれませんでしたけど、蒼先輩の仲良い後輩ですよね?愚痴、聴きますから」
後輩、という言葉に自分で傷ついて
どーすんだよ、俺
「いや…あのさ。あんまりお前には言いたくないよーな…」
聞くまで帰らない
そう無言で伝えると、蒼先輩は観念したように口を開いた。
「今度、拓真と部屋借りる事になったんだけど…ベットをシングルか、ダブルかで揉めてて」
蒼先輩は恥ずかしそうに、顔を赤らめていく
「く、くだらないだろ。拓真がダブルがいいって言い張って。俺はシングル2個にしようってなって大げんか。」
「それは…タブルでいいんじゃ?」
「そ、そうなのかな?日白さんにもそう言われて…でも、あいつ勝手に決めようとするから、なんか腹立って喧嘩して。で、お互い口聞かないでいたら…なんか、こう」
寂しくなってきてしまった、と
「栗橋、こんな事聞いて、やな気持ちになるだろ?だから、言いたくなかったのに…お前、しつこいんだもん。」
「すみません。」
「でも、聞いてくれてすっきりした。
ありがとうな、栗橋」
蒼先輩は笑った。
確かに、喧嘩してるようで、仲のいい2人を見せつけられて嫌な気持ちだけど。
自分から突っついて聞いてしまった
…
……
本当に何やってんだろうなぁ
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