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強引なキス
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抱き寄せられて、仁の唇に塞がれる
「っぅん!」
中に、入ってきて
歯をなぞって、俺の舌に絡ませてくる
「っはぁっ、………ンッ!」
離されて、また塞がれて
角度を変えて、上唇を優しく食まれたり
舐めるように唇をなぞる
「ーーーッ!ンッ…ぅ」
風呂の水音
舌が交わる粘着音
背中を這い上がる仁の手
熱い、熱いよ
のぼせちゃう
さっきまで、凄く寒かった
洗っても、洗っても、肌から血が出ても
父さんの手、男達の手を思い出して
汚い気がして…
洗え、洗え、洗え!!
無心で擦った
皮膚が摩擦で熱くなっても、体はどんどん寒くなってたのに
「っ!!」
仁のキス一つで、こんなに熱くなる
ディープキスは嫌い
嫌いだった
なのに
「す、きっ…っふ、す、、き」
仁のキスが、好き
体に手を回して、密着させていく
深く、深く、体が疼く
「は、ると…」
こんな、仁、初めて見た。
余裕がない、感情と欲望を隠すことのない瞳
「はぁっ、あっ。っんぅ!!」
頬を挟まれて、乱暴に舌が暴れまわる
ついて、いけない
息も、でき、ない
「っはぁっ!!!」
突然、体を離される
「じん?」
仁は息を深く吸って、吐いた
落ち着かせてるみたいに
「でるぞ、春斗」
いつもの優しい笑顔に戻る
これは仮面の、笑顔
仁の本当の姿は…仮面の下にある
「うん…」
優しさと、暖かさで隠してる、激しい感情
熱のこもった、男の、仁
食われるかと、思った
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