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純情4
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部屋を暗くして、並んで座る。
肩が触れ合いそうな位、近くて…
「かけるからなっ!!」
再生ボタンを押す
「最初の番宣飛ばす?」
仁に聞く
俺は、これ見るの好きなんだよな
ここから次の映画を探すんだ。
「俺、これ見るのわりと好きだからいい」
そう、仁が言ってくれて
俺と同じだ
同じ事を好きだと思えるのっていいよな
感覚が同じなのかなって、嬉しくなったり
…俺、完全に恋する乙女じゃね?
気持ち悪っ!
でも、こんな小さい事でも嬉しいんだ
同じが、嬉しい
「そっか。俺も…好き」
暗くなって、テレビの明かりとカーテンから差し込む光に
仁の横顔が照らされる
触りたい
抱きついて、キスしたら
怒られる、よな?
「お、始まるぞ!」
「うっ!うん」
手を握るだけ。
それだけの事なのに、こんなに緊張するなんて
手を握るのは…1番いいシーンにしよう。
そう、しよう
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