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優しい願いby栗橋
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閉じられた、春斗の瞳
これが何を意味しているか
もちろん、分かってる
誘うなと注意したが
こうやって求められてしまうと
可愛くて、仕方がない
細い肩を手で掴み
顔を近づける
まつ毛が長くて、震える瞼
襲いたいな
このまま押し倒して、服を脱がせて
足を開かせて…
泣き顔に、させたい
また自分の中から、悪い奴がでてくる
泣かせたい。
俺の名前を呼ばせて…
顔を近づけて、すんでの所で止める
だめだ
手を出したら、いけない
今はいい
欲求を満たしてやることで
今は、良くても…
将来、いつか後悔する
自分を認められない春斗が、可哀想で、俺は付き合ってるだけ…
そうだ、そう思わないと。
付き合ってる間に、たくさん褒めて
自信をつけさせたら
俺は、いらなくなる存在だ
『あの時、お前が受け入れなければ、差別されなくて済んだのに』
大人になった春斗に、そう言われるのは辛い
だから
俺は卑怯にも、誤魔化した。
掌にキスをするだけで、真っ赤になる
純粋で、可愛い
横に転がって、怪我をする
アホな所も、可愛い
でも、好きになってはいけない
好きなんかじゃ、ない
「やめだっ」
また何かを考えて、春斗が叫んだ
誤魔化したこと、気づいてるのか?
ごめんな
でも、これはお前のためなんだ。
春斗、自信を持て
お前は誰からも好かれる存在なんだ。
成長して、真っ直ぐ前を向いて
昔の事を、若気の至りと思って
未来でお前は笑って
俺を忘れて…
幸せになれ
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