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2人きりで3
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ケーキは冷蔵庫に取っておいて
テーブルいっぱいの料理
食べてもらえるのが、嬉しい
「ちょっと!つまみ食いするなっ」
料理に手を伸ばした仁を嗜める
「あまりにも旨そうだからさぁ。
春斗は勉強家だから、料理もどんどんうまくなるな」
本当に嬉しそうな顔をして
頬に手を当てられる
伝わってくる温度が嬉しい
気持ちいい
「本当に、春斗は偉いな。俺の自慢だ」
頬にちゅっと、キスされる
キス、され、た
「あ、え、ええ…」
「あ。」
仁が、キス、してくれた
仁から…
求めても、求めても貰えなかったキスを
「え、なんで、な、泣くんだ?」
だって…
仁からキス、してくれた
「ごめん…その、思わず…」
首を横にふる
違う。
すごく、すごく…嬉しいんだ
「うれ、し…」
口にしなきゃ
素直に言わなきゃ
「キス、嬉しい、よ」
仁が、息を飲むのを感じた
なんだろ?
嫌だった…のかな?
「我慢、してんのに…」
「へ?」
そのまま顎を掴まれて
目線を仁と合わせられる
あれ、この顔
あの時と一緒だ
凄く深いキスの時と、同じ
「そんな、可愛いことして…
襲われても、文句をいうなよ」
ゾクゾクと何かが背中に走る
目が離せない
食われてしまいそうな
そんな、獰猛な瞳
この顔、好き
好き
襲われたい
組み敷かれたい
「いーよ…襲って…」
仁になら、何をされてもいい
「仁なら、どんな事もされても…痛くしてもいいから」
触って
仁のが、全部、欲しい
「春斗…」
顔が、近づいてくる。
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