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笑顔3
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何を、勘違いしてたんだろう
思い出せ
父さんにも、知らない奴にも抱かれて
ゲイだとバラして、仁の生活を潰そうとして
蒼さんを、殴って
あぁ、そうだ
見ないようにしてきた
自分は醜いんだった。
仁の周りには、親も、兄弟も、友達も、先輩もいて、俺の周りには、友達位しかいない
みんなに好かれていると、勘違いしてた。
みんなが俺に優しいのは
仁のためなんだ。
仁が好きだから、優しくしてくれてるだけ
誰も…俺を好きじゃない。
「春斗…お前…」
俺は、いらない
最初から、仁の人生には余計なものだ
「ごめん、なさい」
蒼さんに謝った
この人は、悪くない
悪いのは、勘違いして
勝手に嫉妬してた、俺
優しくしてくれた人
暖かい人
暖かい場所
手に入れた居場所は
最初から、俺の勘違いだった
「…やめるよ」
「えっ…」
「好きでいるの、やめる」
なんでだろう
笑顔が自然とでていた。
「は、はるとっ!待て!違う!」
慌て始める仁
可哀想な、仁
俺に好かれて、可哀想
「いいんだ。分かったから…ようやく、気がついたから。」
「違う、俺は、春斗が
…春斗が好きなんだ!」
あぁ…気を遣ってくれてる
優しいな、仁は
本当に好きになってる俺を見て、また可哀想になったんだろうな
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