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step up
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深まる口付けに頭の奥が蕩ける。
壁に押し付けられて直輝にもたれかかると、服の中に侵入してきた手が尖った乳首の先端を撫でた。
「ん、ッ、待って、直輝」
「なんで?」
「ひと、来ちゃうからっ」
「興奮するでしょ?」
耳元で囁かれると、気持ちが揺れてしまう。
忙しかったから直輝とこうして触れ合うのは久しぶりなのだ。
少しだって直輝を求めようと、体の奥がじくじくと甘く痺れて堪らない。
流されちゃダメだ。
そうは思うのに、直輝の指に乳首を摘まれて引っ張られると、甘い声がひっきりなしに出てしまう。
「んっ、んーッ」
「祥ちゃん……もう我慢できない。ここで食べてもいい?」
「っ、や……だ」
「ほんとうに、やだ?」
口から零れた唾液を舐め取りながら、直輝が艶然と微笑む。
その圧倒的な支配力に俺はくらりと目眩がしてしまった。
「ちょっとだけ……だから」
「可愛い。ちょっとだけ味見させてね」
ベルトが外されて、ズボンと下着がずり下ろされる。
いつもはしつこい程に丁寧な愛撫を受けるのに、今日は直輝も俺も早く繋がりたい一心で乱暴だった。
それがまた体の熱を高める。
直輝が俺の片足を持ち上げて、零れたカウパーで後孔を濡らす。
荒々しく解されたそこに、直輝の剛直が宛てがわれた。
「俺の名前呼んで?」
「ぁ、なお、っなお、きて」
熱い先端が穴の入口にくちゅりと吸い付く。
ゾクゾクとした快感に背が震えて、待ち望んでいた熱が解しきれていないそこを無理矢理にこじ開けた。
「んんッ、あ、やっ、んぅ」
甲高い嬌声が直輝の唇に奪われる。
口内もお腹の中も直輝がいっぱいだ。
引き攣れるほどにのびた後孔の入口を直輝の指がなぞる。じわじわと快感がせめこんで頭の中はもう直輝のことしか考えられない。
「あっ、あんっ、そこ……っ、ァァ」
「祥のなかすごい熱い」
「んっんぅっ、はっ、あぅ」
ゆっくりと動くから直輝のものをもろに感じてしまって、ひくひくと勝手に締め付けてしまう。
抜けていってしまわないようにきゅうきゅうとペニスに吸い付いて、その度に前立腺を押し潰されてしまうから、過ぎた快感に涙が止まらなかった。
「家に帰ったら一晩中ベッドに居てくれる?」
「やぁ……っ」
それって、ずっと抱かれるってことだ。
そんなの耐えられない。そうじゃなくても直輝の絶倫に付き合わされると散々な目にあうのだ。
だから絶対に頷くものかと思うのに、悲しげな目で見つめられると、俺の意思なんて簡単に砕けてしまう。
「ずっと待ってたのにご褒美なしなの?」
「だ、ってえ、あっ、ひっ」
緩やかだった抽送がいきなり激しくなる。
奥まで突き上げられた俺は、ビクビクと痙攣して達してしまった。
そんな俺を見て舌なめずりをした直輝は加虐な笑みをこぼす。
「祥、俺と一緒にいて?」
「ぁっ、あっ! ぅ、ッ」
「そしたらもっと気持ちよくしてあげる」
それが悪魔の囁きだって知ってたさ。
でもこいつの囁きに抗える人がいるなら教えて欲しい。ズブズブに愛されることを知ってしまった俺に、このドS魔王の手綱の握り方を。
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