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指令は?
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◇◇◇◇◇
「バカバカバカ! 触んなクソ直輝!」
「痛い、痛い……DVはんたーい」
「うるさいっ! もうあっち行けってば!」
あの後散々ヤったお陰で案の定ご立腹
立てないーってヘナヘナ座り込んで
甘えた声で言うから抱っこしてやったのに
ズカポカ殴られながら聖夜達の元へと戻った
「……なにがあった?」
「恋人達の甘い時間を過ごしてた」
「……」
「頭の中のピンク色がダダ漏れだよ聖夜」
「な……ッ!」
ウブというかムッツリというか
俺達が今さっきセックスしてたんだと気づいた聖夜がピクッと反応を示して黙り込む
どうせ頭の中で綺月先生のヤラシイ顔でも思い出してんだろう
そんなこと思いながら
聖夜に向けていた視線を祥へと戻す
ぷんぷん怒ったまま陽の隣にどすんと座り込んでモグモグとご飯を食べていた
「祥どれ食べたい?」
「うっさい話しかけんな」
「んー、ミートボール?」
「話しかけんなって言ってるだろ」
「あ、やっぱりウインナー? それとも俺の」
「殴るぞッ?!」
「うん、もう殴られてるけどね」
殴るぞの前にしっかり右ストレートが飛んでくる
忠告より先に手が出ちゃ意味無いだろ
てかそういう反応取るから俺に遊ばれるってなんで気づかないんだか不思議だけど
それが祥だし、それが可愛いからそのままでいて欲しい
「しょーちゃん、一緒に食べよう?」
「無理」
「えー聖夜なんかと食うなよ」
「聖夜は直輝みたいに最低じゃない」
「ふーん」
祥が来ないなら俺から行くまでだ
つん、と唇を突き出していじけてへそを曲げている祥の隣へ移動する
ゲッて顔をして距離を取ろうとするのを阻むと腕を掴んで引き寄せ、足の間に座らせた
「離せ〜ッ!」
「こらこら暴れたら精液が出てきちゃうよ?」
「────ッ!」
「ああ、ごめんね? さっき全部出したんだっけ」
「な……ッ! ほ、んとうに最低だ!」
「そりゃどうも」
ぷんぷん、ぷんぷん
そのうち火山でも噴火するんじゃないのか
ふんっと顔を背ける祥のお腹に腕を回してガッチリホールドする
暴れても無駄と分かったのか
大人しくなった祥にオカズを摘んで口に持っていきあーんをした
「はい、あーん」
「……やだ」
「なんで? 美味しいよ」
「……やなの!」
「祥だってもっと〜って言ってたくせに」
「〜〜ッ!」
「ほらご飯の時は喧嘩したら皆食べずらくなるだろ?」
「……うるさいよバカ」
「ふふっ、いい子。 はいあーん」
「……あーん」
ムスッとしながらも
渋々祥が小さく口をあける
ぱくっとオカズを口の中に入れると
モグモグと食べていた
それからも腰が痛くて辛そうな祥がより掛かれるように背中をさすってやりながら抱きしめてご飯を食べさせる
「ん? お腹いっぱい?」
「……うん」
「良かった良かった」
「……直輝は?」
「食べなくても大丈夫だよ」
「……」
「心配?」
「だ、誰が! 別に心配なんてしてないし!」
「あははっ、そっか」
ブワッと顔を赤くして再び祥が暴れだす
ケラケラ笑いながら冗談だよなんて
言って宥めてやったらチラリと視線を上げて見てきた
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