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テキーラ・サンライズ
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「ぅ、っん……あ、ッア」
「瑞生の中熱いな」
「耀さんッ、イキ、そ」
「いいよ、我慢しねぇでイキな」
「ーーッ!」
ペニスを扱くスピードが早くなるとキュンキュンと後ろが忙しくなく蠢く。
ぷっくりとしている前立腺を指で挟み込み擦れば腰を浮かべた瑞生が勢い良く射精した。
「ッ、ぁ……っ」
「声我慢するなっての」
「む、り」
「……意地っ張りだな瑞生」
どろりと瑞生の細くて綺麗な手に精液が絡まる。たらり、とイヤらしく伝うその先にはイッたばかりにも関わらず未だ首を上げたままのペニスとぽおと頬を赤く染めた瑞生。
手首を掴んでぼんやりしている瑞生の口元に持っていけば自身の白濁液を赤い舌がペロリと小さく舐めあげた。
「んぅ……まず……」
「やらしい奴」
「耀さんが舐めさせた癖に。 この変態」
「余裕だな? それがいつまで持つか楽しみだ」
「アッ、や……待って、今ダメッ、イッたばっか……!」
「待ちません〜」
「ひ、ッア、ゃあっ」
俺もスッカリと勃ちあがったペニスを股を大きく開き現れた孔に充てがう。
ユルユルと首を振り腰を引く瑞生を引き寄せると唾液に濡れて光る色っぽい唇にキスをした。
「んっん、ンーっ」
「っ、は……瑞生」
「あっ、ぁあっ、ん……っふ、ぁ」
「瑞生、唇噛むな」
「ひゃぁ……っ、見るな、って」
「そりゃ無理だろ、っ」
「かが、りさ……っ、あっん、んっ!」
ゆっくりと抽挿を繰り返すとふるふると体が震える。ギリギリ迄引き抜く度、鼻から抜けるような甘い声が漏れて奥を突き上げれば目に涙を滲ませながら瑞生がソファに爪をたてる。
「あっああっ……も、やぁ……っ」
「瑞生、こっち向け」
「ううんっ」
横を向いたまま声を我慢することに必死な瑞生は首を振って拒絶する。
一体セックスをする様になって何年経つと思うんだと言いたくなるほど瑞生はいつも顔を逸らして唇を噛み締めていた。
聞けば、何かが腹立つらしい。
まあ元はと言えば瑞生は女側に回るよりは男側だったのだからこうして喘ぐこと自体不慣れで嫌なのかも知れない。
けれど俺からすれば堪らない程興奮する。
「そ、こ……っ、ひ、あっ」
「ここ?」
「ち、がうっ……ふざけんなっ、ああっん」
「喘いでるせいで何言ってんのか分かんねぇな」
「〜〜っ」
今だって強情な瑞生に意地悪すればチラリと横目で見つめ上げてくる。睨んでいるつもりだろうけど目には涙が溜まっていて長い睫毛は濡れて震えている。猫のような瞳に見つめられて、瑞生の中を掻き乱す熱はまた力を増した。
「や、ぁっ、なんでぇ……っ、おっきく、しないでっ」
「はー……ッ、瑞生、本当お前可愛い」
「んぁあっ」
可愛いと言う度にキュンっと中が締まる。
俺の形には馴染んでいても、それでもキツイそこは瑞生が感じれば感じるほど強く締め付けた。
「も、イクッ……イッちゃ、うっ……耀さんっ、も、れちゃうからぁっ」
「ほら」
「ああっ、あっ、そこ……ッ、ダメッ、ダメぇっ」
起こしていた体を折り曲げる様に屈ませれば瑞生がすかさず抱きついてくる。
首に手を回して肩口に瑞生の吐息がかかる。
耳元で鳴り響く甘い喘ぎ声にゾクリと背中が震えて、必死になって俺の髪に指を通して掴み、背中に伸びた手は爪をたてる。
「アッ、ああっ、や、っあ!」
「瑞生っ、俺もイク……っ」
「な、かぁ……ッ、中が、いいっ」
「っ、は」
「ああっん! ふ、ぁあっ、んうっ!」
腰を打ち付けるスピードを上げて前立腺を擦り上げて奥を抉る。腰に回された瑞生の足が段々と力み出し強ばっていく。微かに口を開き切なげに顔を歪める扇情的な表情に心を掴まれてそのままキスをして塞ぐと、瑞生と同じタイミングで絶頂を迎えた。
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