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おやすみとおはよう
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キスをして、顔を上げるともじもじ足を捩っている祥に笑みが零れた。
「祥ー、足開いて?」
「ンッ、う……や……」
「さっきは自分で開いた癖に」
「だっ、て……直輝がいつまで焦らすからッ」
「ふーん、それであんな大胆なことしたの? そんなのどこで覚えてきたんだよ」
「違っ、そんなんじゃ……ない、もん」
膝頭を掴んで開こうとしても祥はぎゅうっと足を閉じてそれを拒む。
さっきまでのあのエッチな祥は何処へ消えたのか。一体この数分間のうちにどう心変わりしたのか不思議な程だ。
「俺さっきの素直な祥ちゃんが好きだな」
「ッ、」
「可愛かったし、エッチだし。 素直に甘えて貰えるの嬉しいんだけど」
「〜〜ッ、だ、だって……だって恥ずかしいから……」
「今更だろそんなの」
「じゃあ……直輝が先に脱いで……そしたら、俺も脱ぐから」
もじもじと手を握っては枕に顔を埋めて祥がちらりと伺ってくる。
泣きそうな顔に負けた俺は、言われた通りバスローブの前紐に手をかけようとして少し考えた後に手を下ろした。
「祥が脱がせて?」
「へっ?!」
「ほら、早く。 俺の脱がせてよ、しょーちゃん」
「ひ、ゃ」
腕を引っ張って起き上がらせると、耳元で囁き手首を掴んで前紐へと誘う。
「早く」
「わ、分かったから……」
ああ緊張しているな。
微かに震えている指先がたどたどしく結び目を解いてく姿に愛しさがこみ上げる。
伏し目がちの目元には、長く濃い睫毛が影を落とし尚色っぽい。泣きボクロが扇情的だ。
黒いバスローブは祥の真っ白すぎる雪のような肌を引き立てていてその肌に深く歯を立てたくなる。
そうこう考えている間にも、祥は頑張って脱がそうとしているわけで。
バスローブの紐が解かれ、前が開かれた途端に、目の前に居る祥がハッと息をのんだのが分かった。
「ーーッ」
「どうした?」
「な、なんでも……ない」
「……ふ、変態」
「〜〜っ、ちが、見てないッ!」
「嘘つき」
「だ、って……馬鹿ぁッ」
グズグズに真っ赤な顔して目をそらす祥の顎を掬い強制的にこっちを見させては、瞳を覗き込んだ。
潤んだ瞳はドキマギと動揺しているようで、その理由はまあ、さっきから痛いほど勃ちあがってるコイツのせいだろう。
目を逸らしていてもチラリ、チラリと視線は宙を行ったり来たりしながら下へと向く。
そしてまた直ぐに目を逸らしては再び下肢へと戻ってくる。
こんだけ分かりやすい反応に、それで隠し通せているつもりなら祥は嘘が物凄く下手な馬鹿何だろうな。
「さっきからどこ見てんの」
「み、見てないッ」
「素直に言ったら好きな様にしてあげるよ」
「っ、……何も、しない」
「へー」
「……ッ」
見透かす様に鼻で笑うとぎゅうっと俺の腕を掴む手に力が込められた。
「祥」
「……」
「俺の目見て」
「や……ッ」
「祥、向け」
「ッ!」
逃げようとするのを止めて少しだけ低い声で名前を呼ぶ。びくりと肩を震わせてさ迷っていた二つの瞳は俺を映した。
「どうしたいの?」
「……っ、う……」
逃げ出さないように、視界いっぱいに俺を映させてもう一度聞けば、固く閉じられた唇は弱々しく言葉を紡いぐ。
「……め……、い」
「聞こえない」
「……舐め、……い」
「……は?」
「直輝の……おちんちん、舐めた、い……ッ」
「……」
一瞬、聞こえた言葉に幻聴かと耳を疑った。
全くの予想外なお強請りに首を傾れば、惚けた顔をしてご丁寧にもう一度祥はお強請りをしてくる。
それも淫乱におちんちんだなんてはしたない言葉を使って。
目の前の無自覚天然の恐ろしさに改めてド肝を抜かれた。
「あ、の……直輝の舐めたい。 舐めていいの……?」
「まじで言ってる?」
「う、ん。 俺ちゃんと、言ったよ……」
「……」
「……ダメ? やっぱり俺のこと嫌い……? っ、だから俺言うの、ヤダって言ったのに」
「違う、そうじゃない」
やっぱりってどういう事何だと些か疑問だけど、その前に勝手に被害妄想を繰り広げては泣きそうになっている祥を抱きしめてから額にキスをする。
無理して言ってんじゃないかと不安に思っただけで、嫌なわけが無い。寧ろしてもらいたい。
それにしても祥はいつの間にこんなド変態な事を言うやつになったんだろうと考えて、気づいた事は、全部昔の俺が祥に教えて来たって事実だった。
「無理してんならしなくていいんだよ」
「ッ、無理じゃないもんっ」
「舐めたいの?」
「〜〜ッ」
「ははっ、エッチ祥ちゃん」
「うるさッ、早く横になって……!」
真っ赤な顔して頷いたと思えば、今度は睨みつけて怒ってくる。
グイグイ腕を引かれてベットヘッドにもたれ掛かると、目元を赤く染めた祥が髪を耳にかけて小さく口を開いてはどこから舐めようかと伺っていた。
その淫靡さに口が歪む。虐めてやりたくて仕方ない。やっと赤い舌を覗かせぺろぺろと子犬の様に竿を舐めてから、先を少しだけ咥えた祥の頭を抑え付けると喉奥迄突き上げた。
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