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浮気疑惑とその相手
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「ひ……っ! なん、れっ……怒って……!」
「爽と何した?」
「ああっ! わ、かんなっ! やぁっん……なお、っき」
「分かんない?」
「おぼっえて……あっん! らいの……っ! ごめ、らさ……っ」
「へえ。 じゃあ覚えてないまま体許したんだ?」
「やっ?! や、やらぁっ! そこっ……いやっ!」
腕を頭の上で拘束されたせいで
苦しそうに祥が喘ぐ
抱きつくのが好きなのにそれをさせない
物欲しそうに見上げてくる視線を無視すると尿道に爪を立てた
「いやらぁ……! おかし、なる……からぁ!」
「おかしくなる? 気持ちいいんだ?」
「なお……っ! ぎゅして……っ怖い、お願い……」
「……なんで?」
「へ……ひいっ?!」
「爽の方が優しかったんだろ?」
「〜〜っ! やっ、ああっ!」
「爽に乗り換える?」
「しな……っい! そんらことっ……しないっ!」
「ふっ、どうだか」
「ほんっろ……! なおがっ好き……俺は直輝が好きらの……っ!」
いやいやと首を振りながら祥が必死に話す
好きだって言葉疑ってるわけじゃない
ただ、今はそうですかとは言ってやりたくないって意地悪な気持ち
「俺が好きなんじゃなくて俺のチンコが好きって言わなかった?」
「違う! そ……れは……っ」
「違った? ああ、そうだった俺は嫌いなんだよな?」
「直輝……っ! いや……ごめ、ごめなさ……っ」
「何に謝ってんだよ」
「んぅっ……! お、れのこと……っ嫌いにならないで……!」
「それは祥次第だな」
「する……っ、なんれも……するから……!」
「あっ、そう。 だったら一晩中玩具と遊んでなよ」
「へ……?」
「祥は気持ちいい事が大好きなんだろ?」
「ちが……っ」
「違うんだ?」
「直輝だからぁ……直輝だから好きなの……っ」
「じゃあ証明して見せて」
「ど……やって……」
「玩具でイカなかったら許してやる」
不安気に見上げてくる祥にそう伝える
途端に顔が歪んで瞳からは涙がボロボロと零れていた
「無理ぃ……ッグス……直輝ぃ……っ、そんらの無、理……」
「ふーん。 じゃあ家帰れば?」
「ッ?!」
「嫌なんだろ? 俺は祥と居る気分じゃないし、しないなら帰れよ」
「……っいや」
「はあ、なあ祥。 あれも嫌これも嫌ばかりじゃ話になんないんだけど」
「うぅ……っぐす、……それしたら直輝怒らない?」
「さあ」
「……っ」
「したくないならしなくていいよ」
悩んでいる祥を横目にベッドから立ち上がる
色々考えを巡らせている間に熱はすっかりと冷めていた
脱ぎ捨てた服を着て部屋を出ようとした時祥に呼び止められる
「する……」
「……」
「する……っ、直輝、やるから……」
「一晩中?」
「う、ん……っ、だから嫌いにならないでっ」
酔ってる祥を相手に俺もどうかしてる
けど他の誰かの話なんか出来なくなるぐらいもっと俺の事だけ考えてればいいなんて
そんな驚くほど独占欲があった事に驚いた
何にも固執して来なかった俺の中で
たった一つだけ譲れないのは祥1人だけだってこと改めて気付かされる
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