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暗がりでの体育祭
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「陽、兄貴はどこ行った?」
「直輝君! おに……兄貴は飲み物買いに行ったっきり戻ってこないよ?」
「……わかった。 ありがとう」
飲み物を買いに行くにしちゃ遅すぎる
ザッと考えただけでも悠に20分は経っている
嫌な何かが起こっていたらと背筋が震える
勘弁してくれ
これでもしまた祥に何かあったら……
頭に浮かぶ冗談にもならない思いを振り切ると駆け出した
どこの自販機だろう
馬鹿でかい敷地の中あっちこっちに自販機はあるし、校舎も幾つもある
コースによって違うしとにかく急いで探し回った
学校の生徒も散らばり始めてるし
何より人が多すぎる
誰かに連れていかれた?
お人好しの祥ならありえる
また泣いてないか
不安が脳裏に過ぎる
最後に行き着いた体育館
体育館倉庫の方に回ろうとした時
聞き慣れた声が聞こえてきた
「ふふっ、そうなんだ」
「うん、つい話し込んじゃってごめんね? 私そろそろ友達のところ戻ります!」
「俺こそ話に付き合ってくれてありがとう」
「と、とんでもない!」
──祥と、女の声?
話声がする方へと足を進める
体育館の正面入り口
石で出来た数段の階段に座った祥が何やら顔を赤く染めている女へと手を振って見送っていた
「……」
何も無かった事に酷く安堵する
でもそれと同時にちょっと懲らしめてやろうかなんて気持ちも生まれたのが本音だ
足音を立てずにゆっくりと近づく
未だ反対側を見たままボーッとしている祥の隣まで移動すると後ろから抱きついて手のひらで目を覆った
「わぁっ! な、なに?!」
「しーっ」
「だ、れ……?」
バタバタと暴れ出す祥の体を押し倒して上に乗り上げる
階段の段差に背中をそって倒れた祥は動きにくそうに必死になって逃れようとしていた
目元を隠したまたニットの中に手を突っ込んで胸まで持ち上げる
途端にさっきよりも激しく身をよじって反抗する祥の乳首をぎゅうっと抓りあげた
「ヒッ……! や、やめてっ」
「……」
キュッと抓って指で挟んだままクニクニと揉み込む
ぴくっ、ぴくっ、と体を震わせて鼻から抜ける様な高い声を上げていた
そんな声で嫌がってちゃもっと男を燃えさせるだけだ
言われた通り手を離すと祥が一瞬ホッとしたのがわかる
だけど追い討ちをかけるように今度は固く勃ちあがった乳首を押しつぶして臍を舌で舐めあげた
「んーッ! は、あっ、いやっ」
つーっ、と臍の周りを舌で舐めとる
その間も乳首は押しつぶして
上下に擦ったり円を描くようにすり潰したり
乳首だけでもイくことの出来る祥は必死に俺の手を退かそうとするけど気持ちいいのかただ添えるだけになっていた
「あ……っ! ん、やら」
ヒクヒクとお腹が動く
アナルも感じ出したんだな
くすりと笑みが零れた
可愛くて堪らない
自分の足を割いて入っている俺の膝にお尻を擦り付けている
さくら色の唇がテロテロと光っていていやらしい
吸い付く様にキスをすると
胸に伸びていた俺の手から離れてギュッと背中に抱きついてきた
「ふっ……ん、っうん」
くちゅ、くちゅっと唾液が混ざり合う音がする
未だ目元を隠しているから
祥の視界は遮られたまま
裏顎を舐めて舌を絡めとる
歯列をなぞってゆっくりと撫でるようにキスをした
「や……っん、無理ぃ……直輝出ちゃう」
「ふふっ、ダメだろ強請っちゃ」
「あっん」
やっぱりな
祥は俺だと気づいて居たらしい
気づかずに抱きついてきたりあんな可愛い声上げていたんだとしたらこれはかなり問題だけど
目を隠していた手を退けると
既に涙目になって赤く頬を染めた祥が見上げてきた
「急に……するなよ馬鹿」
「浮気現場見たからお仕置き」
「浮気なんてしてない」
「嘘つき。 女の子とイチャイチャは楽しかったか童貞君」
「なっ……!」
うるうると涙を溜め込んだ瞳が
キッ、と睨みあげてくる
怒っている祥には悪いけど
その瞳からポロポロ涙を溢れさせて鳴かせたい
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