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おやすみとおはよう
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祥の首元から香水の匂いが香る。
くすぐったさに身をよじる腰を抱き寄せて、そのまま唇を塞いだ。
「ッんぅ……!」
「……まだ意味わからない?」
「な、にっ、ふぁ……ッん……ぅ、ん……ぁ」
チュッ、チュッ、とわざとらしくリップ音を立てて角度を変えながらどんどん深くなっていくキス。
下唇を噛むと、ふるりと揺れる組み敷かれた体に欲情する。
微かに開いた口内へ舌を捩じ込むと、逃げ回っていた舌を絡め取って吸い上げた。
「ん、んぅ〜ッ、はぁ……ッ」
「祥の体熱くなってきたな」
「きゅ、に……やぁ」
「まだ余裕そうだね。 ならもう少し虐めていい?」
「あっ、ダメ……っ」
ゆるりと首を横に振る祥。
ダメと言っても力なんて抜けている。
バスローブの裾から手を忍ばせて細くて白い太股を撫でると恥じらう祥に遠慮なく割開いた。
中心に向かって手を伸ばせばてっきり触れると思っていた布は見当たらない。
下着を身につけていると思ったのに、俺が考えていた以上に焦らした効果は効いているみたいで口元が緩む。
「下着履かなかったんだ?」
「ッ、あ……ちがぁ……」
「何が違うの? 俺まだ何も言ってないけど」
「〜〜ッ」
首筋から鎖骨へ、鎖骨から胸元へ、はだけたバスローブから覗く肌を埋めるようにキスを降らす。
恥ずかしさに顔を背けた祥の体はジワジワと熱を帯びて、爽やかに香っていた香水は、やがて甘く誘うように香りを変えてゆく。
「分からない?」
「っひ、あ……なに、が?」
「香水の匂い変わっただろ?」
「んぅ……ほ、んとだ……ひゃっ?! ああ! だ、めっ」
スン、と匂いを嗅いで意識が他所へ向いた隙にバスローブの上からきゅっと乳首を優しく摘む。
ガードの緩んだ隙をついて襲ってきた快楽に爪先にはぎゅうっと力が込められ俺の腰に巻きついた。
「祥が発情すると香りが変わるんだよ。 やらしいね? 香水付けてたら直ぐにエッチな事考えてるのバレちゃう」
「ッ、へ……?! や、やだぁっ、いやっ」
「そうだよね。 やだよな、そんな恥ずかしいの」
「う、うぅ……」
「だから絶対、他の人の前でエッチな顔しちゃダメだよ?」
「んあぁっ……!」
「この匂いを嗅いでいいのも、触れていいのも俺だけだから」
「ふぁ、なお……っん、直輝だけぇ」
「ふっ、そう。 俺だけ」
「んぅっ、んん、ふぁ……っあ……もっとぉ」
蕩けた祥の口内を犯す。
祥からも絡めてきた頃に顔を上げて離れると、銀糸がやらしく繋ぎその下にはテロテロと赤い唇を濡らした恋人。
いい所でキスを止められた事に焦れた祥の腰は微かに俺の膝に擦り付けられていた。
「したい?」
「……っ」
「答えたらあげる」
「……や、だ」
「へぇー、そっか」
「っ、あ……」
崩れそうで崩れない絶妙な所で身を引いて、理性の残った祥を虐めるのは何度しても酷く興奮する。
快楽に染まりきって堕ちた祥も可愛いし好きだ。
でも何も考えられないまま本能に従って求められるよりも先に、理性を持ったまま恥じらう祥を虐めて辱めたい。
それからゆっくりじわじわと追い詰めて、善がらせて、滅茶苦茶に乱れさせたい。
俺のことしか考えられないほど祥の中を埋めたい。
「だったら先にケーキ食べてからにしよっか」
「えっ……」
「嫌なんだろ? それに食べ物残したら罰が当たる」
「ッ、無理だよ……っ」
「無理じゃない。 素直じゃない奴に俺は優しくしないよ」
「ごめ……なさ、い」
「ふっ……もう遅いかな。 ほら座って」
「んぅ、あ……っ」
起き上がる際に、勃起したペニスがバスローブに擦れて祥が小さな矯正をあげる。苦しそうにまつ毛を震わせ俺を見上げてきたけど無視した。
いつの間にか消えてしまった蝋燭を抜いて、フルーツタルトが乗った皿を祥に渡す。
くったりと力が抜けている体は俺の膝の間に座らせて寄りかからせた。
「ほら早く食べて」
「っ、待って……力入んない」
「だーめ自分で食べて」
「う……っ」
泣きそうな顔して、燻る熱をどうにかして欲しいが為に甘えてくるけどケーキを食べ終わるまではあげない。
ここまで来たら俺が食べ終わる迄は何もしてくれないと諦めたのか、震える手で一口を小さく掬うとパクリと口に含み、ゆっくりとだがやっと食べ始める。
それを確認すると、俺は背後から伸ばした手を祥の胸元へと持っていった。
「美味しい?」
「ん……うん」
「そう、良かったな」
「は、んむぅッ?!」
「どうした?」
「ひ……っ、あッ、いやぁ……っ」
「ほら、落ちないようにしっかりお皿持って」
「なおきぃッ、ダメ……ダメぇ」
カタカタと皿を持つ手が震えるから、フォークがぶつかって小さく食器が擦れ合う音が響く。
落とさないように祥の手を重ねて握ると、続けて乳首を引っ掻いては擽る。
その度に上がる甘い声に、俺の方こそ我慢が出来なくなりそうだ。
「ちく、びっ、ダメ……」
「んー?」
「や、やぁ……!」
「本当に嫌ならなにこれ? どうしてこんな濡れてんの?」
「ッ、ぁあ、ひゃっ」
身をよじって腕の中から逃げ出そうとする祥のふくらはぎを、片手で掴むと俺の膝に引っ掛ける。
無理矢理に開かされた足の間から、微かにバスローブを押し上げたペニスがチラチラと見えていた。
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