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熱-5
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「ナツ。入るぞ?」
お粥を作り、一応部屋のドアをノックする。
…応答なし。
寝てるのか?
ドアを開け部屋に入ると上半身裸で寝転がっているナツ。
思わずため息がでる
「…ナツお前何やってんだよ」
「……………あつい」
「熱があるんだからしょうがないだろ。服を着ろ。」
「動けない」
「はぁ……ほら起きろ。着させてやるから。」
仕方なくナツを起こし、上半身裸だった上に服を着させる。
てか色白すぎだろ…
ウエストも細すぎるし
あんな食っててよく太らないよな
と考えつつも服を着せ終わり、ナツにお粥を食べるように勧める
が、
「いらない」
の一点張り。
さすがにここまでわがままを言えば正直俺も腹が立つ。
しかし病人相手にキレるのもな…
怒りをおさめ、ベッドに腰掛ける。
「ナツちょっとでいいから食べろって。じゃなきゃ薬飲めないだろ?」
「いやだ…なおさら食べない…」
「だから、無理だって」
「薬飲まなくても、熱下がるもん…薬嫌い」
「お前な…昔そんなこと言って病院送りになったの覚えてないのかよ。」
「………」
「病院はもっと嫌なんだろ?なら、薬のんで寝る。な?」
「…ぅん…」
「いい子だな」
渋々と返事をしたナツ。
よしよしと頭を撫でると、子供扱いすんなと怒られたが薬が飲めない時点で子供だけどなと笑った。
「ほら、口開けて」
「ん」
よほど病院に行くのが嫌なのか大人しくお粥を食べ始める。
と言っても、俺が食べさせているんだが…
まぁ食べないだけましか。
スプーン1杯でギブと言ったのでお粥を食べるのをやめた。
問題はここからだ。
俺が水と薬を持ってくると、突然ナツは無口になった
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