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17年
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「……なに人の顔見てため息ついてんの」
「だってお前熱あるくせに我慢してるだろ?」
……なんでナツが熱のことしってんの。
つか、俺ナツに言ってないよな?
昨日はナツがずっとダウンしてたし正直今熱あることが俺が一番わかってないんだけど。
「何年一緒だと思ってんだよっ。17年も一緒にいてお前のこと1つもわかってないとでも思ってんの?
ユウが俺のことをわかってくれてるように俺だってお前のことわかってるっ」
少しばかり怒ったように言うナツ。
そうだよな。
俺がナツをわかってるように、ナツを俺をわかってるんだよな?
ごめんな。
「ごめんな、ナツ。」
「……ゆ、許すからっ。今日は学校休んで大人しく寝てろ!」
「うん。」
顔真っ赤にしながらナツは風呂場に再度入っていた。
「じゃあ、4人の弁当作ってからでいいか?休むのは」
「…おう」と小さく聞こえた返事にくすくすと笑いながらキッチンに向かい弁当を作りにいった。
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