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金鳳花 15
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鬼の甘美な毒が男を支配する
身体が泥の様に重く熱い
意思に反して起ち上がった男の根が
着物を押し上げ
先端を隠す絹にじわりと蜜が滲み出して来た
「んっ…ぅぅ……」
身を捩ると其所が擦れ、声が洩れる
敏感になった身体に
鬼が気がつかない筈もなく
「どうした?」
男の様子に分かっていながらそう言うと
うっすらと口角を上げて意地悪く笑う
「……ぐっ、………放せ」
潤んだ瞳で鬼を睨み
乱れた息の合間に言葉を紡ぐ
「く………ぁっ」
腿を掴んでいた鬼の手が肉に食い込む
それですら電気が走るような快感が襲う
「貴様は随分良い思いをしている様だが?」
「っ!」
蜜が滲む絹の膨らみに鬼の顔が近づいた
男は身を硬くし、瞼を強く瞑る
男には長く感じた一時
覚悟した刺激が与えられることはなかった
かといって男の猛りが治まる事もなく
脈を打つようにトクットクッと根が上下する
先を絹で押され自由が利かない事が
余計に男を苦しめる
恐る恐る瞼を開いて鬼を見た
「望みを叶えてやろうか?」
熱に潤んだ瞳は鬼を挑発する
鬼の笑んだ口元から紡がれる言葉が
男の猛りに響く
「やめっ………あっ………んぅぅ」
絹越しに溢れた蜜を鬼の舌が這う
男の先端がくにゅりと押し潰された
擦れる快感とは違う
圧迫される熱い刺激に声が漏れる
鬼の舌か自身の蜜か
熱さがじわりと広がり
男の耳に鼓動が騒いだ
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