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「捺芽様の楽しそうなお顔を見たのは、いつぶりでしょうか。この時期は不安定なので、心配していたのですが、要らぬ心配だったようです」
ホッとしたように息をつく燈色さん。
この時期が不安定...。あの時のことか?
「俺といることで、安らいでくれているのなら、嬉しい限りです」
少し冷めてしまった紅茶を口にする。
やはり美味しい。高い紅茶なのかもしれない。
紅茶を味わいながら、時折燈色さんと世間話をしたりしていると、奥から足音が聞こえていた。
そしてすぐに、捺芽の姿。
「ごめん、お待たせ」
制服を脱ぎ、別の服に着替えてきた捺芽。
来ている服が違うだけで、全然雰囲気が違っていて、新鮮だった。
白いパンツにトレーナーという、ラフな格好で来た捺芽。
変かな?首を傾げて聞いてくるのが可愛い。男に可愛いなんて変かもしれないけれど、でも可愛かった。
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